昴:だってあの人、じいさんと世界一周旅行とかっていきなり行っちゃって帰って来やしねーし。…ったく、会わせたくても会わせられねだろ。
なまえ:それだけお祖父さま…じゃなくて、明星(あきお)さんと楓さんがラブラブって事じゃんか。歳取ってもラブラブって良いよねぇ。
昴:ん、まあな。いがみ合われんのも嫌だし仲良いに越した事はねーな。でもきっとオレ達がじーさんばーさんになった時のがラブラブだぞ?負けねー自信ある。
なまえ:ん…………。
昴:ん?どうした?
なまえ:も…もし楓さんに反対されたらどうしようか?別れる事になったりしないよね?ぼ…僕、テーブルマナーとダンスと歩き方はなんとか様になって来た気はするけど…あっ…で、でもそれも自分で思うだけでまだまだだったりするかな?
昴:いや、ちゃんと上達してるよ。ま、オレが教えてんだから当たり前だろ?
なまえ:ん、でもさ、お華とかお茶とか着付けとか…ピアノもちょっとしか弾けないし…。ああー、楓さんに会うまでに何とかマスターしないと…。ほ…本当に一柳家の嫁が僕で務まるかな。僕、品がないしガサツだし…。
昴:ストーップ!そこまで。八の字眉になってんぞ?(おでこにちゅっ)ま、オレはそーいう顔も好きだけどな。あのなー、お前は一柳家の嫁じゃなくてオレの奥さんになるの。お茶だのお華だの少しずつやれば良いんだよ。
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