昴:コホン。えーっと、そういうのやるとして結婚式するならどの季節が良い?
なまえ:季節かぁ…んー、秋か冬かな。春は虫が出始めで…もし途中で遭遇したら結婚式ぶち壊しになりそー。だから避けたい。それに…普通は結婚式の後に新婚旅行行くじゃん?旅行するならさ、やっぱり僕は秋か冬が良いかな。食べ物も美味しいし景色も綺麗だし ………。
彼女がふと、何か思い付いた顔をする。
昴:ん?なんだ?今何か浮かべたろ?言ってみ?
なまえ:やだ。発想が…乙女チック過ぎで自分でも恥ずかしいもん。
昴:言わないとくすぐるけど?
なまえ:えー言うのもくすぐられんのもやだー。
昴:良いのか?こちょこちょ……
なまえ:…あ、ヤッ、くすぐったい!ま、待った、待った。言う、言わせていただきます!
昴:よろしい。
なまえ:…クリスマス辺りが良いなあって思ったの。
昴:クリスマス?
なまえ:ん、あのね…笑わないでよ?…式とか披露宴が終わって2次会の辺りには夜になり始めて暗くなるでしょう?それで…移動する時に、雪がチラチラと舞ってね… 昴が…「寒いだろ」って包んでくれてぇ…2人でくっついて雪を眺めるの…そういうの良いなぁって。………。 うぁー…は、恥ずかしいー!自分で言ってて恥ずかしい。僕のキャラじゃないし!もう忘れて!
と言いながら頬を赤くする彼女が可愛い。
昴:ん?でもそれ…なかなか良いな。ロマンティックで…確かに12月、良いかも知れねー…。
なまえ:へへ…ちょっとステキでしょ?
昴:うん そうすると12月23日とかかな?
なまえ:ん、まあ…その辺り?でも現実的に無理だろうねー。12月って滅茶苦茶忙しいじゃん。そんな時期にやったら迷惑になるよ。
昴:んー……確かに忙しい時期だなー………。
.