昴:古いもの、新しいもの、借りたもの、青いもの、6ペンス銀貨を身に着けるのか?
なまえ:うん。古いものは祖先から受け継ぐ幸せと富みをあらわして、新生活の豊かさを願って祖母や母や…先祖から伝わる何かを着けるの、僕の方にはそんなのないからやるなら、昴の家に何かあれば良いけど。
昴:母さんの何かあるかな…父さん、いやトメが良いかな。ちょっと聞いてみるよ。
なまえ:ん、新しいものはこれから始まる真っ白な未来をあらわしていて、幸せな毎日が過ごせますようにって、新しくおろしたものを身につける。これは下着や靴、新しいものなら何でもいいの。
なまえ:借りたものは隣人愛をあらわしてて、幸せな結婚生活を送っている友人からその幸運を分けてもらうって意味がある。家族だけではなく周囲の人からも愛されるって事で…。既婚者の友人に当時結婚式で使用した身の回りもの、例えば…ハンカチとかかな、そういうのを、僕の場合なら結菜姉か、翼ちゃんか、ふみか、千佳から借りれば良い。
なまえ:青いもの、青は聖母マリアのシンボルカラーでも有名だけど…幸福を呼ぶ色、忠実と信頼、そして花嫁の純潔や貞操、清らかさを表す色。その青を人目に付かないように身に付けるのが良いとされてるの。白いガーターに青いリボン飾りをつけたものなんかを着けるのが一般的だけど最近ではブーケのに青い花を入れるとかでも良いみたい。
なまえ:そして、6ペンス銀貨。6ペンス銀貨は幸せのコインとも言われてるんだよ。『花嫁の左靴』と『新郎の胸のポケット』に入れておくと経済的にも精神的にも満たされて豊かで幸せな人生をもたらすっておまじない。ただ6ペンス銀貨は1967年に発行が終了してるコインで今は生産も使用されていないから手に入りにくいらしいんだ。
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