なまえ:……はい。(パッと顔を上げ)あの、もしや、出禁とか食らって無いですよね!?
小野瀬がたまらないと言うように笑い出す。笑い出した小野瀬を見て、ますます不安そうに室長を見やる彼女。
穂積:フッ、大丈夫よ。又行きましょうね。
『はぁー良かった』と彼女が肩を下ろし再び机につっぷす。
如月:じゃあ、今度は俺達も連れてて下さい。
穂積:嫌よ。
如月:えーなんでですか?チビは良くて俺達はダメなんですか?
穂積:アンタ達はうるさいから、いつもの居酒屋で十分。
藤守:うわぁ、依怙贔屓やん。
如月:ズルい!俺達も行きたい!
なまえ:ヒィー、うるさい……頭が……
昴:あー、よしよし。
如月:あ、何、どさくさに紛れて抱っこしてるんですか!?家でもしてるクセにズルい!チビ、こーちゃんがよしよししてあげるよ。おいで。
小野瀬:おや?俺が先に言ったんだよ?君は後。
昴:あっ、お前等、オレの
なまえに触るな!ったく、油断も隙もねーな。
如月と小野瀬から庇うように隠す。
なまえ:……う゛ーぎぼぢ悪ーーぃ……
小笠原:えっ!マズいよ!
明智:チ、チビ、我慢しろ!
穂積:ちょ、ちょっと!そこじゃダメよ!昴!早くトイレでも給湯室でも良いから連れてて!
昴:わ、わ、ちょ、我慢しろ!すぐだから!
今日も、なんだかんだと
なまえを中心に大わらわで捜査室の1日が幕を開けるのであった──。
18。へ続く。
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