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● ○ ● ○ 帰宅し、晩飯を作る。「飯の仕度はこれで良し。おーい、なまえ。今のところ調子は、どうだ?」 キッチンから呼び掛け、顔を出す。彼女はオレの言い付け通り、ソファーでくつろぎゴロゴロしながら漫画を読んでいた。「んー? ねぇー昴ぅ。これ買ったんだ? 言えば持って来たのにぃ。で、もう読んだ?」 その声に『うん?』と料理を持ちリビングに向かった。(わ、なんだそのキラキラした目は! これは……例えるなら、あれだっ! 仔犬……豆しばが、シッポ振って来たみたいな可愛さ! ……ああーなんて可愛いんだ) 彼女に見惚れちょっとぼーっとしてしまった。「……ん? 昴? やっぱり漫画はダメだったか? ダメならダメで良いんだぞ。無理に僕の好みに付き合わなくても大丈夫だから」 彼女が勘違いしてオレに気を使う。「何、気使ってんだよ」 近寄り、笑いながら頭を撫でてやる。「お前が楽しそうだから見惚れてた。漫画、今読んでるよ。漫画って読んだ事なかったけど、お前の好きなやつは話も登場人物も良いな。オレも気に入ったよ」「そうか。気に入ったかー。良かった」 パーッと笑顔が浮かんだ。「そのニコニコ顔じゃ、具合は大丈夫そうだな」「あ、具合は最近じゃ、一番良いよ。……昴はすごいな。どんな薬より効くんだなあ」「そうか、それは良かった」 彼女の言葉に嬉しくなりオレも自然と笑顔になっていった──。
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