(昴:小学生みてーな事言い始めた。まだ、酔ってるな。……あんな強い酒ばっかりパカパカ飲みゃー当たり前か。急性アルコール中毒になったっておかしくねーよな。……つーか、具合、平気なのかなぁ)
なまえ:昴ーぅ、もー、聞いてない!だいたいなぁ。だいたい、勝てっこねーの、僕のが、惚れてんだもんな。惚れた方が、弱いに決まってんだ。
昴:あー?なら、オレのが弱いよ?
なまえ:嘘、嘘、僕のが、お前に惚れちゃってるよー。その証拠に、無茶苦茶ばっか言われたって。聞いちゃうんだ。とんでもねー事、言われても、結局逆らえないの。お前ねー、分かってんの?惚れてなきゃ、我慢しないよ?
なまえ:お前、僕、真山だよ?お前はさー、知らないだろーけど、名前聞いただけでビビるヤツ等いた位だったのにさ、それが今じゃ、お前に骨抜き。夜叉が見る影もねー。奴隷だもんな。
昴:奴隷って。
なまえ:あー、そんな歌あったよなー。ほら、誰だっけ?飲み会でしょっちゅう歌ってた人いたじゃん。んー、あ!思い出した。
彼女はオレの顔に顔を寄せる。
なまえ:あなたを知ったその日から~恋の奴隷になりました~♪~♪~♪
オレを見つめ、歌い出した。
なまえ:もー、これ僕の歌かも知んねー。あなた好みの~あなた好みの~♪ってさー、僕、お前の奴隷だから、お前の為なら何でもしてあげるぅ。あ!やっぱ何でもはダメかな?
昴:ん?ダメなのかよ?
.