昴:ほーら、着いたぞ。しっかりしろよ?ドア開けるからちょっと立ってろよ?
なまえ:うーーん、眠ー。
昴:あ、お前ー、もうちょっとだけ頑張れ……寝るな!ほら入るぞ。もー、仕方ねーな。
オレはフラフラの彼女を抱き上げる。
なまえ:昴ーぅ
昴:ん?
なまえ:無事で良かった……
なまえ:僕、凄ーく心配したよ?何かあったらって手が震えた……
昴:ん、ごめんな……
なまえ:……ダメ、許さない。……バカ、怖かったんだぞ?……分かってんのかよ?もー、……っ。
昴:ごめん、泣くなよ。オレが悪かった。
なまえ:昴位だぞ?僕を泣かすの。僕はもっと、昴だって守れちゃう位、強くなりたいのに……どんどん、弱っちくなって僕、困っちゃうよ。
昴:弱っちくっても良いの。無理すんな。
なまえ:昴ーぅ、良いのかぁ、そんな事言ってぇ。……これでも我慢してたんだからな。グシュ……5キロもスーツに革靴で、大変だったんだぞ?……必死に走って行ったのに。嘘だしぃ僕、もー途中で心臓が破裂しそーに苦しかったのに。ひどいぞ。
なまえ:ま、嘘で良かったけどさ。ズッ……本当は、ちょっと頭来たんだぞ。そりゃ、ホッとは、したんだけど……。悔しいし。でも、お前や、室長、小野瀬さん相手に怒るワケにも行かないし。もー、飲まなきゃやってらんねぇよーっ!なのに、イイ感じになって来たら飲んじゃダメとか言うしさー。(ぷぅー)
昴:(だからあんなに飲んだんだな)ごめん。許して?
なまえ:ヤダ、許さない。ごめんですんだら警察いらないんだぞぉー。
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