室長が彼女の近くにいた明智さんに
穂積：明智ーー、現逮っ！
明智：アンタも現行犯逮捕する。チビ大丈夫か？
女２：えー、た、逮捕？冗談でしょ！？
すると影から撮影隊のロケクルーが慌てて出て来た。
事情を聞くと、奴らは深夜帯のバラエティー番組の撮影隊だった。隠し撮りし、びっくりした所に出て行ってタネ明かしする類いの企画だったらしい。
デレクター：今時、キス位でねえー、…こんなに大騒ぎになるとは─
穂積：キスでも無理矢理すれば立派な犯罪行為よ。で、何であの２人をターゲットにしたの？
デレクター：……これです…。
穂積：はぁ？……これ、アンタの番組でイタズラで作ったんじゃないでしょうね？
デレクター：いえ、本物です。
＊＊＊＊＊
穂積：チビ助！昴！お前達こんなもの応募したのかっ！
バンッと置かれた雑誌を２人で覗き込む。
昴：イケメン
なまえ：Ｋｉｓｓグランプリ……？
昴・なまえ：何です？これ……。
なまえ：あっ！昴、強引なキスで優勝……？あ、不意打ちなキスのとこ、僕も載ってる………何？これ。
彼女がワケが分からないと言った顔でオレを見る。
昴：…いや、オレじゃないぞ！オレも今初めて見た……ん？見ろ。これ、後藤や、桂木さん達も載ってる……。
なまえ：あっ！本当だ……。
穂積：ん？そうか…。チビ助のイタズラなら、うちのメンバーが出てるわね？……桂木班メンバーと後藤が出てるって事は、やっぱり昴じゃないの？正直に吐きなさい！(*自白しなさいの意味)
昴：ち、違います！オレじゃありません！！
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