３月２６日 夜 昴の家
なまえ：はぁー……疲れた。
彼女が家に入るなり上着を脱ぎネクタイを緩めながら、ヨロヨロとリビングにやって来てソファーの背に上着とネクタイを掛け、そのままソファーになだれ込む。今にも寝てしまいそうだ。
昴：なまえ、そのまま寝ちゃダメだぞ？
なまえ：ん、もー、限界……５分で良いから休ませて。昴…悪いけど５分したら起こして。風呂に……お願い……。
言葉の途中で、プッツリと途切れるように寝てしまった。
丞一郎の店に行った次の日 強盗致傷事件と連続強姦事件が相次いで発生し、その数日後今度は殺人事件が発生。
今の所、それぞれの事件の関連性は見付かっていない。
殺人事件は即日、捜査本部が立った。
相次ぐ凶悪犯罪の発生と元からの事件も抱える捜査第一課は人員が足らず、結局 オレ達捜査室で強姦事件を担当する事になった。
が、現在如月と明智さんは殺人事件にかり出されている。
藤守は現在捜査中の手持ちのヤマを継続し、小笠原は両事件の分析やラボのヘルプを担当している。強姦事件は室長とオレと彼女が捜査に当たる事になる。
それぞれの場所で全員が多忙を極めてた。捜査室もいつもより人数がいない分なんやかんやと細々した仕事も協力してこなさなければならない。
昼は聞き込み等の捜査にあたり、夜は貯まった書類仕事など急ぎの仕事を片付ける。
ここ数日は帰る暇も無く、捜査室で仮眠を取っていた。
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