なまえ:うわぁ、これ、凄く、美味しい…。
昴:あのくまさんは、ああ見えて料理の腕は一流だからな。
なまえ:類は友を呼ぶって本当だな。昴のお料理もめっちゃ美味しいし、僕、大好きだよ。
なまえ:くまさん…じゃなくて、えーと、堀江さんのお料理も昴のお料理も食べると幸せになるね。ふふ。
昴:はは……くまさんで定着しそうだな。
なまえ:いや、第一印象がね、くまさんみたいだったし、つい。ちゃんと覚えないと、失礼だよね。……堀江丞一郎さん、堀江丞一郎さん…、
昴:フ…大丈夫だ。丞一郎は温和で気の良い男だから心配ねーよ。ヤツなら、きっとお前がうっかり『くまさん』って呼んじゃったとしても笑って返事をしてくれるよ。
なまえ:そっか、ステキな友達だね。
昴:ああ、
オレ達はゆっくりと食事と会話を楽しみリラックスして過ごした。
なまえ:昴がここがお気に入りなのが分かるな。
食後の珈琲を飲みながら、満ち足りた顔で彼女が言う。
昴:また来ような。
なまえ:うん。
丞一郎:どうだ?食事は楽しめたか?
昴:ああ、相変わらず良い腕だ。
なまえ:とっても美味しくて幸せになりました。
丞一郎:それは良かった。
丞一郎が綺麗なデザートをオレ達の前に置く。
昴:ん?デザートは食べたぞ?
丞一郎:もう1つ位入るだろ?これは俺から、なまえちゃんにプレゼントだ。今日はホワイトデーだからな。
なまえ:わぁ…綺麗!それに美味しそう……。ありがとうございますっ。
丞一郎:春の新作デザートだ。後で感想を聞かせてくれよ。
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