昴:
なまえー、支度出来たかー?飯、食うぞ?
なまえ:うん、今行くー。
昴:ほら、急げ、急げ、遅刻なんかしたら、復帰初日から悪魔のグリグリだぞ。
なまえ:えっ!う、うん、いただきますっ!
昴:いただきます!あ、お前、慌て過ぎ!ほら、お茶!バカだな、ちゃんと噛め。腹痛くなったら困るだろ。
なまえ:…ごほっ、ごほ。(ゴクゴク)…う、うん、……これ、美味しいねー!
昴:そりゃ良かった。(笑い返す)
あの後、無事熱は下がり、先生の言うように、足が動かせるようになってた。彼女は前にも増してリハビリを頑張り、あの事件から大して経たない1月中には独歩出来るようにまでなってしまった。
そして、今日から2月。彼女は無事、職場復帰する事になったってワケだ。
昴:ん、順調、順調、渋滞にもつかまらなかったな。さ、行くか。
なまえ:うん!今日から又よろしく!相棒!
彼女が眩しい位の笑顔で言う。
昴:ああ、よろしく、相棒。くれぐれも、無茶はしないようにな。分かったか?
真山巡査。
なまえ:はいっ!
昴:ん?本当か?
なまえは、返事だけは良いからなー。
なまえ:うー、なんか昴、室長みたい…。
昴:ははは…よし、間に合った。
昴・
なまえ:おはようございます!
穂積:はい、おはよう。
「おはようさん」「昴、チビ、おはよう」「チビー、おはよー」「あっ、抱き付くな!」「セクハラ」「おはよう、
なまえ君」「あ、お前、なんで朝から居やがる」「ん?
なまえ君の可愛い顔を見に」「わぁ!」「ちょっ、何するんですかっ!」
今日も捜査室に賑やかな声が響き、1日が始まる──。
15。へ続く。
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