なまえ:……そして、僕は……そんな奴の血をひく者だ。僕はアイツと同じ血や遺伝子を受け継いでる。
なまえ:………僕は、本当はあの小屋で死ぬべき存在だったんだよ。僕はあの時、死ななきゃ、いけなかったんだっ!
昴:なまえ、何、言ってんだ!
なまえ:アイツの、あんな奴の、遺伝子なんて残して良いワケないっ!生き残っちゃいけなかったんだよっ!僕は、死ぬべきだ…。ふふ、そうか、遺伝子と言うなら兄もか…。でも、兄の事まで責任持てないな、…アイツは何事にも無関心だから害はないかな。
と、闇に飲まれてしまったようなゾッとする顔でそう言う。
昴:バカな事言うんじゃねーっ!
なまえ:昴、一緒に居たらお前まで汚してしまうかも知れない。僕の大事な昴を汚したくない。こんなに、…愛してるのに、何よりも愛してるのに…僕じゃダメだ。う、うう…僕は汚ない。汚れた血がながれてる…。どうして僕はあんな奴の子供に産まれたんだろう…ううっ……。
昴:なまえ!そんなの関係ねー!親なんて関係ねーんだっ!
昴:お前は汚なくなんかねーよ。お前の心は誰よりも綺麗じゃねーか!綺麗だから、傷付くんだよっ!…お前が本当に汚れてたら、今お前はそんなに苦しんでねーだろ。
昴:闇に飲まれるんじゃねーよ。その闇に抗え。負けんじゃねー、お前は1人じゃねーんだ。オレも一緒だ。ばあちゃんにも言われたろ?思い出せ。
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