なまえは手近な病室に入りなっちゃんを下ろす。2人で身を潜めるが、車椅子では隠れ切れない。
(なまえ:この音、1部屋毎に探して歩いてるみたいだ。…このまま僕と一緒じゃ見つかってしまう。もうすぐみんなが来るし…。下手すると鉢合わせだ。…なっちゃんが一緒で、鉢合わせは危険過ぎる。なら僕が他所に引き付けるしか…迷ってる暇はない!守らなくちゃ…)
なまえ:なっちゃんは、ここで隠れててくれるかな?
なっちゃん:なまえちゃんは?
なまえ:僕は、悪いやつが来ないようにやっつけて来る。そうだ。くまくんを置いてくよ。くまくんと一緒なら怖くないよね?
なっちゃん:…うん。
くまくん(なまえ):なっちゃん、ボクは、くまくん。もうすぐ、くまくんとなまえちゃんのお友達が助けに来てくれるよ。それまでボクとがんばろ?
なっちゃん:…くまくんとがんばったらお兄ちゃんに会える?おうち帰れる?
なまえ:うん、帰れるよ。お兄ちゃんにもすぐ会える。一緒に帰ろうね。
なっちゃん:うん。
なまえ:なっちゃんは良い子だな。(頭をイイコ、イイコしてバッチを着ける)くまくんと隠れててね。『くまくんの友達だ』って言うお兄ちゃんが来たら一緒に逃げるんだよ。分かった?
なっちゃん:うん。なっちゃんは、かくれて、くまくんとなまえちゃんのともだちきたらにげる。
なまえ:うん。そう。それまではこのままかくれてるんだよ?
なっちゃん:うんっ!
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