穂積:あら、よく似合うわー。首輪着けたワンコみたい。ほーらほら、チビ、お手。
彼女がポンと手を出す。
穂積:よし、よし。(頭をガシガシ撫でて)じゃあ、おかわりして、ワンと鳴け。
ポンともう片方の手を乗せ「ワン!」と言う。
藤守:あーチビが飼い慣らされてるやん。
明智:ボス、チビ、何遊んでるんですか?
彼女がニッと笑って「ワン!」ともう一声鳴く。
呆気に取られていたそらが、思わず吹き出し
そら:あはは。捜査室、サイコー。チビー、じゃオレん家においでー。可愛がってあげるよー。
と笑う。
「ちょっと、ちょっと、いくらそらさんでも、うちのチビはあげないからねー!」とパソコンの向こうで如月が叫ぶ。
なまえ:おっ、僕、ワンコの方が大人気だな。
と彼女も笑う。
「チョーカーが首輪って親父の証拠。」と小笠原がボソッと言う。
穂積:ああ?何か言ったか?チビ助が犬ころみてーな顔してるからだろ。
藤守:ホンマやね。もう如月じゃないけど飼いたなるわー。
明智:藤守、お前もか?
藤守:明智さんはそう思いませんか?
明智:…いや、仔犬みたいだからな。気持ちは分からなくもない、な。
昴:ちょっ、明智さんまで。仔犬みたいに可愛くてもなまえはオレのですからね。
慌てて抱きしめる。
そら・PC越し如月:出たー、昴さん(一柳さん)の独占欲丸出し発言ー。
昴:悪いかよ。
そのやりとりに彼女が笑いだし他の連中も笑い出す。
そらがオレに話し掛ける。
そら:…良いチームだね。さっきまでみんな緊張で張り詰めてたのに穂積さんと彼女のおかげで、今は良い感じに解れて尚且つ、気合いも入った。
昴:…ああ、ここも桂木班に負けない位、良いチームだろ。
穂積:さー、アンタ達、作戦立てるわよ!
捜査室一同:はい!
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