なまえ:!!……。昴?僕がみんなの前だから反抗しないと思ってそんなにドSな事言ってんの?
なまえ:ふふふ…、そっ、分かった。キス、しないのね。(ニヤリ)りょーかい。ふふ…。
藤守:あっ!あの顔はマズいんちゃう?
たけ・柴ちゃん:あーぁ、あれはスイッチ入ったな。
たけ:一柳さん、悪い事言わねーから謝った方が良いぞ。
藤守:そうやで、早よう謝った方がええよ。
昴:は?スイッチ?謝るって─。
グイっと腕を引かれ、よろける。
昴:わっ、びっくりした。
なまえ:んん?ごめーん…
そういう彼女の声はとびきり色っぽく、その表情はたまにベッドでみせる妖艶な色香が漂っている。オレを見つめてフッと妖しく微笑んだ彼女に思わずドキッとする。
なまえ:ごめん、顔もう少しこっちに…んーちょっと遠いな。
スッとオレの首に腕を回し引き寄せる。その所作が艶かしく蠱惑的で目が離せなくなる。
なまえ:どうしたの?痛かった?うん?…そのままじっとして…目を閉じて?
セクシーに誘うように彼女の声が耳をくすぐる。
(昴:え?これってさっきキスする前にオレが言ったのと同じ…?)
なまえ:ん?ねぇ…目…閉じて…?
顔を覗き込まれて息が掛かる程すぐ近くで言われ、心臓がバクバクして来る。
昴:あ、ああ……。
ほとんど夢見心地で返事をする。
もう場所がどうとか、人がいるとか、諸々の事はオレの頭から消え去り、目の前の彼女に魅了され言われるままに目を閉じた。
.