昴:おっと、大丈夫か?
コケそうになった彼女を抱き止め、そのまま抱き上げて写真屋に礼を言う。
写真屋:いやー、お若い方は良いですね。お似合いですよ。
その言葉に彼女がますます赤くなり、借りて来た猫のように大人しくなった。
昴:なまえ、車椅子に座るか?
なまえ:……(俯いたまま、コクンと頷く)
昴:ん?恥ずかしい?それとも怒ってる?
なまえ:……。(コクコク)
昴:あーアレだろ?どういう顔して良いか分からない。
なまえ:……。(コク)
と、父さんと総理が来る。
平泉:ハハハ…。一柳君も真山さんも、娘に聞いていた通り本当に仲が良いね。
なまえ:(赤くなり)す、すみません……。
平泉:いや、仲が良いのは良い事だよ。ところで真山さん、もっとゆっくりしたいのだが、私達はこの後予定があるので途中ですまないが、そろそろ失礼するよ。今日は楽しかった。ありがとう。じゃあまたみんなで会いましょう。
隆一:昴、あんまりなまえさんを困らせるんじゃないぞ。それから、昴…例の事件の事、後で石神くんに聞きなさい。(なまえに微笑むと)マフラーをありがとう。大事に使わせてもらうよ。また近い内に会いましょう。じゃあなまえさん…バカ息子をよろしく。
なまえ:今日はお忙しいのにありがとうございました。嬉しかったです。
2人を見送る。
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