昴:あ、うるうるして泣くなよ?もーお前は。本当にオレの事、好き過ぎだろ。(テレ)
なまえ:だって…胸いっぱいになっちゃって…。
ポロッと言ってしまってから「あ、」と気付き、誤魔化すように「えへへ」と、はにかんで笑う。
昴:(ヤベー振袖姿でいつもより可愛いのに…破壊力抜群だ。もー理性が持たねーよ)…お前、それ以上煽ったらどうなっても知らねーぞ?それとも…今、狼になっても良い?
オレが耳元で言うと彼女は赤い顔をフルフルと振る。
昴:フッ…ったく、後で覚悟しとけよ? とりあえず行くぞ。掴まれ。
オレはお姫さま抱っこで抱き上げる。
リビングに行くとソファーに一旦座らせてファーショールを彼女の首に掛ける。
なまえ:うわぁー。ふっわふわ。気持ちいー!…でも外、行かないのに?
そら:昴さん、こっちOKだよ。…うわぁーなまえちゃん可愛いー。
なまえ:えへへ。ありがとうございます。あれ?そらさんもパリッとキマッてるね。
昴:よし、じゃあ行くか。そら、なまえのバッグと荷物頼む。ほら、掴まれよ。
なまえ:え?は、はい。……どこ行くの?外、出て良いの?
昴:ああ、今日は大丈夫。オレ達を信じろ。
なまえ:…は、はい。
昴:ん、良い返事だ。おりこうさん。(車椅子に乗せながら素早くちゅっ)
彼女はびっくりした顔をして慌ててそらが見てないかを確認して大丈夫と分かるとホッとした。
昴:プッ…(笑う)
なまえ:わ、笑うな。(顔が赤くなる)
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