彼女の頬にキスをして
昴:…その変わり、治ったら放さねーから覚悟しとけよ?
なまえ:…う、うん。
昴:…そうだなー。我慢したご褒美もらわねーとな。
なまえ:ご、ご褒美?
わざとニヤリと笑いながら言うと、彼女が少し焦ったように聞いて来る。その反応が楽しくて
昴:ああ、何が良いかなー。そうだなー。絶対服従してもらうかな。
なまえ:……それ、いつもと同じだと思うんだけど。
昴:そうか?じゃ、問題ねーな。オレの言う事に絶対服従な。(ニヤリ)約束したぞ?
何か嫌な予感を感じ取ったのか呆然とする彼女に、ちゅっとリップ音を立てキスをする。
昴:約束のキスな。もうしたぞ? ちゃんと守れよ?(ニヤリ)
なまえ:…え?あれ?……何か悪巧みしてる?もしかしてその顔は…何かすごい事考えてるんじゃ……?
昴:…さぁーな。ほら、ズボン履くぞ。クスクス。楽しみだなぁ。
なまえ:え?ね、ねぇ、あんまスゴい事は堪忍して?
昴:ああ?もう約束のキスしたろ?覚悟決めて待ってなさい。
なまえ:うー。……はい。
昴:素直でよろしい。さ、良い子は寝る時間だ。おやすみ。
なまえ。
いつものように彼女を抱き寄せ、おでこにキスをすると目を閉じた彼女が「おやすみ」と呟く。
あたたかな温もりを感じながら今日も彼女が無事だった事に心から感謝して、オレは眠りについた。
12。へ続く。
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