朔夜の様子を見て、肩を落とし深くため息をつく。
なまえ:はぁー。そうか…朔は頭良いくせに人の気持ちには恐ろしく馬鹿で疎いんだった…。
なまえ:ふぅー。ここまで説明してやらなきゃ僕の気持ちも分からなかったのかよ。…たまんねーな。はぁ…。
少し疲れたようにため息をつく。
なまえ:なぁ、朔、今だから説明出来んだよ?酷く傷付いてる時に説明なんか出来ない。だからもう少し自分で相手の気持ちを想像するなりしないとな…。
朔夜:相手の気持ちを想像する?
なまえ:ああ、そうだよ。…分からなかったら自分がやられたらどうかイメージしてみれば?
なまえ:感じ方は色々だから、必ず同じとは言えないけど…相手の事、何も考えないよりは良いんじゃないか。
なまえ:それで分からなきゃ相手に聞いてみるしかないけどな…。
朔夜:イメージ……。
なまえ:そう。例えばあの時な、浮気したのが朔じゃなく僕だったら?相手は朔とは正反対のタイプの魅力的な男。で……真相を確かめに行って、さっきのセリフを言われたとしたら…?
すると、しばらくして頭を抱えてしゃがみ再び立ち上がるとなまえに深く頭を下げた。
朔夜:……確かにやられたら嫌ですね…。君が怒るのも無理ありません。今更ですが、ごめんなさい。
なまえ:…もう、良いよ。本当に今更だ。
朔夜:……2度としません。誓います。
なまえ:そうか、じゃあ…それは僕じゃなくお前の恋人に誓え。
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