なまえ:普通とは違うかも…。僕は欠陥した不良品ですからね。
後藤:欠落した…不良品?
なまえ:ふふ(自嘲気味に笑い)…大事なモノがね、欠落してるんですよ。
なまえ:そうだなー、なんて言うか…ぶっちゃけ、後藤さんの言う通りそれが常套句でも、そんなの僕にとっては、大した事じゃないんですよ。そりゃ、昴にとって特別ではいたいですけど。
なまえ:でも、もし、その他大勢だとしても、既に僕には昴が必要不可欠な存在なんで、もう後戻り出来ない。
なまえ:昴はね、欠けた僕を補ってくれるんです。一生懸命に、……そうやって救ってくれるから僕は生きていられるのかも知れない。
なまえ:(真っ直ぐに後藤の目を見ながら)それに、…信じるかどうかを判断するなら、僕は自分の見たもの、感じたものを信じて選びます。それで…もし、悪い結果に行き着いたとしても、自分で選んだ事なら、苦いモノも…大抵、のみ込めるものですよ。
なまえ:(昴を見てクスと笑い)…狼少年は嘘をつくけど、最後は本当の事を言うしね…。
後藤:…………。
なまえ:さぁてとー、ちーとばっかハズいから、一先ず、逃げようっと!ドリンクコーナー行って来まーす。
そそくさと、逃げるように走って行く。慌てているせいか、途中でコケそうになる。
それを見て穂積がアハハハ…と笑い、
穂積:アイツ、コケそうになってやがる。ありゃ、相当恥ずかしかったんだな。
小笠原:言い逃げ。
如月:ま、チビらしいですけどねー。
小野瀬:なんだか、昴君が、羨ましいねぇ。……おチビちゃんはああ言ったけど、もし遊びだったら、俺は許せないな。
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