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● ○ ● ○「いまは……もっとまいっているかも知れません」「うん? 昴くん、彼女に何かあったの?」「ええ……」「なんだ? 昴、言え」「あの、彼女、現状を認めたくないのかも知れないんです。そうだとしたら、隠しておきたいんじゃないかと──」「なら、俺達は知らないことにする。な? 小野瀬」「うん。だから俺達にも、教えてくれないかな? 昴くん」 さすがに、生理のことは体調不良と言葉を曖昧にしたが、ここ最近の出来事を話した。「俺が思ったより事態は深刻だね」 小野瀬さんの言葉に室長が『ああ』と頷く。「じゃあ、チビ助はあっちに行ってから休暇つぶれまくりじゃねえか。いくら欠員が出たからって……もう少しうまくまわせねえのか」「身体を十分に休める間もないんじゃ、オンとオフの切り替えも難しいだろうねぇ」「あそこは銃を常時携帯するようなとこだぞ? 神経だって張り詰める。いくら我慢強くても、休暇無しはキツいだろう」「おまけに彼女が担当してる案件は俺の知る限りでは、今回の現場もそうだけど血生臭い凄惨な現場ばかりだよ」「そのうえ、相棒は新人でチビ助が教育係なんだろう? そんなで上はなんのフォローも無しか? 全くどうなってんだ」「あそこは、誰だっけ? 菅野さん? んーやっぱり、おかしいいなあ。菅野さんならもっと上手くやってくれそうなのに」「小野瀬、あの人は確か、チビ助と入れ違いで異動したぞ。今は川原とかいう奴だ。どんなヤツかよくは知らんが、俺の第一印象では菅野さんとは正反対っていうタイプだな。アレは」「そうなの? ああ、だからか。なるほどねぇ」「何だ?」「あれ? 穂積、知らないの? さっきお前が言ってた長期休暇の……確か女性の捜査員だったよね? あれってさ自殺未遂起こして、精神科に入院中って話だよ。伏せられてるから、それ以上のことは俺にも分からないけどさ」
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