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「一柳、まさかとは思いますが。もしそれが事実なら、同情の余地も無いですよ」「 ローズマリーが、そこまで雑食とは飽きれるな。なまえもかわいそうに」「あ? ちょっと待て! 違うって! 横分けコンビまで揃ってなんだ。お前ら冗談じゃねーぞ。何、言ってんだよ。気持ち悪い!」 気持ち悪い想像を否定するオレに、黒澤がのほほんと言う。「あぁ、もしかしてお二人の関係が、 なまえちゃんに バレちゃったんですか? それで怒って帰ってしまったから彼女がいないんでしょうか?」「帰った? 黒澤。それは一人で、という事か? だとすると、心配ですね。なまえは、かなり酔っていた」(おいおい。マジで石神まで、まに受けるか? ウソだろ? 冗談か……いや、こいつはそういうタイプじゃねーな。なら、酔ってんのか? それともこいつの中で、オレはそういう事をしそうだつー認識か!? あまりにもひどくねえか? だよ。ひど過ぎだろ。何だそれ。あー頭、痛くなって来た。つーか、段々ムカついて来たぞ)「あるワケねーだろ! バカなのか! お前らは」 思わず大きい声を出す。と、なまえが起きて寝ぼけ眼で手をのばし『どうしたの? すぅ』言いながら、まるでなだめるようにオレの頬を擦った。「あっ。うるさかったか、ごめん。ほら見ろ、お前らがバカなせいで起きちゃったろが!」 怒るオレをまる無視で彼女を見た途端、室長がこっちにずいっと近寄り言う。「ああ、チビ助。こんなとこにいやがった。探したぞ。寝てたのか?」「うん、いつの間にか寝ちゃった」「目、覚めたか? なら、あっちで飲もう」 室長が、彼女を引っ張る。「でも、すぅが……」「あ? 大丈夫、大丈夫。怒ってねえよ。ちょっとじゃれてただけだってよ。な? 怒ってねえよな? 昴」「え? ええ。大丈夫だよ。なまえ──」「な? 大丈夫だろう。あのな、マスターがいいの出してくれたんだ。旨いぞー。あっちで一緒に飲もうぜ。おい、昴。借りてくぞ」 あっという間に、さらわれてく彼女。もうオレに、用はないと言わんばかりにみんなも二人についていく。その変わり身の速さに、さすがにあっけにとられた。源次郎と一緒にボーッとしてしまった程だ。 隣で我にかえった源次郎が笑い出す。「すごい。さすがの昴ちゃんも、かなわないわねぇ。あれじゃ。ふふ……ふふふ。おかしいの。あははっ」「フフ、全くだな。かなわねーよ。ウチの奥さん、モテ過ぎ」「本当にねぇ。みんな、ベイビーちゃんが大好きなのよねぇ。アタシもだけど。うふふ。でも、ベイビーちゃん……いつも通りねえ? 大丈夫かしら?」 ん? と源次郎を見た時、小野瀬さんが来た。「ねぇ、二人は来ないの? 昴くんがいないとおチビちゃんがさみしそうだよ? それとも、なぁに? 内緒話中?」「イヤねぇ、からかったりして。そんなのじゃありません。ベイビーちゃんの話よ。さっきのお店で、ちょっと気になったのよ」
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