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● ○ ● ○「あ、来た来た」 外に出ると源次郎が駆け寄り彼女も『お待たせー』と手を振り近づく。『ベイビーちゃーん。待ってたわよ』『どう? チャイナ、変じゃない?』『ばっちりよ』『ふふ、ありがとう』『ううん、本当にとってもすてきよー。ベイビーちゃん』とウインクしつつ彼女の手を取る。まるで女子同士のようにキャイキャイ騒ぐ二人。源次郎の後方に、黒澤達も来ていた。「源ちゃん、いっぱい待ったの? 手、冷たくなってる。ほっぺもだ。ごめんね。寒かったよね」 彼女が源次郎の頬に両手をつけてあっためる。すごく無防備に、ミイコやきよや国枝にするように源次郎をあっためてる。オレが思うに彼女は今、きっと源次郎が男なのを忘れてる。「あったかーい。ありがとう。うふ。ベイビーちゃん。ああた、相変わらず優しいわ……それに、本当に今日は一段とセクシーキュートよ」 そう言って彼女の頬にちゅっとキスした。「源次郎っ! てめー、何すんだ」 文句を言いながらぐいっと彼女を引き寄せる。「なまえも無防備すぎ。オカマキャラでも、あれ、男なんだからな? 気をつけねーと──」「ちょっと、昴ちゃん。失礼ね。私は男じゃなく、乙女なのよ。ベイビーちゃんとは女の子友達なの」「ああ? ついてるもんついてて、何が乙女だ! なまえ、いいか? ああいうのは油断するとなぁ結構、危ねーんだぞ。気をつけねーとボーっとしてる間に、妙な流れになって食われちまうんだぞ?」 「そうそう、チビ助は一回[お友達ー♪]とか思うと、気を抜いちゃって無防備全開になっちゃうのよねえ。それじゃ、アンタ食い放題よ? 危ないったらないわ」「うんうん。それはそうかもねぇ。いつぞやも、セクシーな踊りを無防備にご披露してくれてたしねぇ。しかし、おチビちゃんの食べ放題は魅力的だねぇ。俺、高級中華よりそっちがいいなぁ」 言いながら彼女の肩に伸びて来る手をぺしっと払いのけ、彼女を小野瀬さんから遠ざける。「もしも、なまえの食べ放題があっても、オレ専用に決まってます。オレ以外は絶対に入店させませんので。ほら、見ろ。こうやって危ねーヤツが沢山いるんだからな。お前も少しは、気をつけなさい」
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