ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ふーん。確かに、一柳さん達が言うだけのことはあるね。俺も、これから使わせてもらおう」「まあ、ありがとうございます」「お? 小笠原似合うじゃねえか。チビ助、これどうだ? お父さんに似合うか? それともこっちのがいいか?」「うーん。どっちもお父さんに似合うけどぉ。そうだなぁ、僕はぁ……今着てる方がより素敵だと思うよ。かっこいい」「そうね。私もこっちより今、ご試着いただいてる方が泪さまに似合ってると思うわ。それに、そのジャケットなら、んー。あ、こういうの合わせても泪さまにお似合いになるわよ。どう?」「ほんとだ。そういう着方もいいね。似合うよ。お父さん。こっちの着方だと、ちょっとラフな感じ。休日のお出掛けとかに良さそう」「そうか。こう着ても似合うか? ふん、なるほどな。源次郎。じゃあこれと、それも買ってく」「あら、ありがとうございます」 源次郎はそんな風に彼女を巻き込みつつ、おすすめしていった。彼女は石神や後藤達まで、一緒に吟味して似合うのを探してやって褒めたりなんかしてた。あの横分けコンビまで『そうか、ならこれを』となんとなく嬉しげに買ってやがって、面白くない。でも、そんなの言ったら彼女に叱られる。楽しいお出掛け前に、ブラックなまえちゃんの降臨は避けたいので我慢した。結果、全員何かしら買い物をし明智さんに至っては、翼さんにプレゼントまで買った。源次郎もみんなも満足げだ。みんな、彼女が褒めるこの店を気に入りまた来ると言う。一気にお得意様が増えそうだ。源次郎は大喜びだ。「ところで、ベイビーちゃんは今日はいいの?」「うん? 僕はね、前にきよに貰ったチャイナドレスを着ようと思って。コートはここで買ったファーコートがあるしさ、今回は大丈夫なの」「チャイナドレス? そういえば、みなさんもお洋服用意して……。なぁに、ベイビーちゃん。チャイナドレスで、みんなでどこかお出掛け?」 彼女が説明すると、がぜん源次郎と黒澤までが行きたがった。それを見て小笠原が『そんなに行きたいの?』と聞き二人が、ぶんぶん頷くのを見ると『後藤さんと石神さんも?』と確認してからスマホを出しどこかへ電話し始めた。「あ、もしもし、小笠原ですが。支配人お願いします」 様子を見てる彼女の前で、話終えると言った。「人数は増えても対応してくれるように話を通した」「え? 今の中華料理店? 小笠原さん、そんなに馴染みなの?」「うん。たまたまね。うちの親と支配人が知り合いなんだ」
このサイトの読者登録を行います。 読者登録すると、このユーザーの更新履歴に新しい投稿があったとき、登録したアドレスにメールで通知が送られます。