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「はっはは……。行く前からすごい喜びようね。チビ助」「だってぇ、嬉しいんだもん。あ、昴。高級店ってさ何着て行けばいいの?」「ん? ああ。ドレスコードか」「持ってる正装だと、ミニ丈のカクテルドレス、ロングのイブニングドレス、あと着物……」「お前、それだと疲れちゃうだろう? んー。あ、チャイナドレスにすれば? まだあれ着て、お出掛けしてねーし。丁度いいんじゃねーか? あれなら、羽扇子にファーもバッグもあるし、チャイナシューズでも、黒のヒールでもいいしな」「え? チャイナドレスぅ? いいの? 昴、危ないからダメって言ってなかった?」「うん? それは、チャイナドレスがダメってことじゃなくて、それを着て暴れたらダメってことだろ。お前がおてんばをしないでいれば、大丈夫なんだよ。なまえちゃんキックは禁止。何かあったら、おとなしくオレに守られていること。約束出来る?」「うん。分かった。じゃあ、僕を守ってね」「ああ。任せろ」 そう言うと彼女が何か思い付き、若干お願い光線を出しながらオレを見る。「ねぇ、チャイナドレスならさぁ。この前買った赤シャドウで、大人っぽくしてくれる?」「了解。赤、使ってエロ可愛くしてやる」「うん、よろしくー。でもさ僕のどんぐり目でもぉ、あのチャイナドレスに合うような、セクシーな感じになるかなぁ?」「ん? なるに決まってるだろう? オレの奥さんは何にもしなくても、エロ可愛いんだぞー。メイクしたらますますイイ女になる。間違いない。あ、お前。信用してねえな? 言っとくけど、好き好きフィルターじゃねーぞ。百聞は一見に如かず。出来上がりを見ればいい。当日楽しみにしとけ」「うん。はあー楽しみだな」「へぇ、おチビちゃんはチャイナドレスか。いいねえ。じゃあ、レディに合うように俺達もおめかしした方がいいかな」「だな。チビ助がせっかくおめかしするなら、ちょっといいスーツでも着るか」「ねえ、昴は?」「俺もセミフォーマルでおしゃれして、なまえをエスコートするか。んー、源次郎のとこで冬物でも買うかな……」「ああ。いいかも。源ちゃんとこなら、また素敵なのありそうだもん」「あらチビ助、源次郎のとこって男物も豊富なの?」「うん。男女ともに、下着から靴、装飾品まで豊富だよ。センスのいい、素敵なのいっぱいあるよ。希望とお値段を伝えると源ちゃんが似合うのチョイスしておすすめ出してくれるの。それにね、着まわし術もアドバイスしてくれるんだよ。プロアドバイスは、超助かるよ」「でもさー、一柳さんが行く店じゃ高いんでしょう?」「それがな、如月。最近そうでもないんだよ。なまえがな、あんまりお高いと自分で買えないって言うんで『大切なお友達が気軽に使えないようじゃダメだわ』とかって言ってな。もう一店舗、低価格の店をやろうとしたんだよ。けど、なかなか進まないんで、とりあえず今の店でお手頃の価格帯のも扱うようになったんだ。だからさ、今は値段も色々取り扱ってるよ。ま、リーズナブルになっても粗悪なもんは入れないから、おすすめだぞ」「そうなの、へぇー。よし。私も源次郎のとこに、買いに行こう。昴、私も一緒に行っていいわよね?」「いいですよ」「じゃあ、俺も。おチビちゃん、俺に似合いそうなのもあるよね?」「ふふ。小野瀬さんは何着ても似合いそうだから、きっとありますよ。もちろんお父さんやみんなのもね」 そう彼女が言ったら『俺も行く』『俺も』と結局、みんなで行くことになった。
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