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● ○ ● ○ そんな事があったイベントも過ぎたある日。いつものように忙しい日常を繰り返す中、お昼休みに室長が言った。「みんな、総務課長がご褒美をくれたわよ」「ご褒美? それはこの前のイベントの?」「そうよ。チビ助。あれね、好評だったらしいの」「ああ。なんか俺も聞いたな。評判が良かったらしくて上もご満悦だったらしいよね」「そう。小野瀬が言った通りなの。でね、総務課もお褒めにあずかったというわけ。それで、総務課長がポケットマネーでご褒美をくれたのよ。ほら、高級中華料理のディナーチケット」「え? 見せて、見せて。うわ、ここ知ってる。ミシュランガイドに載った星つきの高級店だよ。テレビで見たことある。旨そうだけど、お高いの。すっげー」「あ、ほんとだ。ここのディナーなら多分、三万位はする筈だぞ。有名な店だ」「あ、明智さんも知ってた? だよね。ここ、有名店だし、お高いお店だよね。あ、小笠原さんとか昴は行ったことありそう」「なかなか美味しいよ」「だな。海老とかも旨くてなまえが喜びそうな店だぞ」「小笠原さんも一柳さんも行ったことあるんですかー?」「まあ、一応ね」「すごい。やっぱりセレブなんだ。あれ? 一柳さんだけで、チビは行ったことないのか?」「うん。ない」「連れて行けばよかったな。うっかりしてた」「気にしないでいいよ。昴。これから行けるもん。高級中華料理店かあ」「そんなとこのディナーってすごいやん」「それにしても、総務課長。随分奮発してくれたんだな」「そうよ。明智。だって、小野瀬の分まであるんだから」「え? 俺もいいの?」「ん、お前も一緒にだと。小野瀬もこの前出てくれたからだと。まあ、でも総務課長からだけじゃないみたいだけどな」「ん? 穂積。他にも出してくれた人がいるってこと?」「ああ。あの日は総監もいらしてたろう? アンコールまでしっかりご覧になったそうだぞ」「え? じゃあ、お義父さんも出してくれたの?」「そうらしい。義娘と息子の頑張る姿を見て、ご褒美くれたんだろう」「ああ。そういえばなまえのダンス、上手かったって褒めてたな」「そうなの? あとでお礼しととこー。ご褒美かぁ、嬉しいな。もーお義父さんったら、優しいの。サイコー! ああー人生初の星つき高級中華ディナーだ! 楽しみー」
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