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● ○ ● ○ ホテルに戻り、寝る前に風呂に入りたいと言うので二人で浸かる。「もう帰るんだねぇ」「だな。なんか、あっという間だったな。なまえ、楽しかったか?」「うん! すっごく楽しかった。ありがとう」「そっか、良かった。また旅行しような」「うん。そうだ。明日京都駅でデコ八つ橋買いたいんだよね」「*デコ八つ橋? そういえばリストにも書いてたな。どんなの?」「んー口でいうよりも──お風呂から上がったら、スマホで見たらいいよ。すごく可愛いの。きっとすぅ好きだよ」 風呂を出て寝る支度をして、ベッドで寄り添い二人で見てみる。彼女の言う通りすごく可愛かった。「へぇー可愛いな。いろんなのがあるんだな」「これさ、翼ちゃんやみんなのお土産にどう? もちろん僕達のも買ってさ」「ああ、喜びそうだな。よし、明日帰る前に忘れずに寄ろう。さ、寝るか?」「だね」 ● ○ ● ○ また京都駅で自由時間。みんなそれぞれお土産を見に行った。オレ達もデコ八つ橋を買いに向かう。デコ八つ橋や雑貨、見て回りオレ達のとみんなのお土産を買う。 翼さん、くるみ、結菜、阿久津先生、国枝達、凛子、夏樺、丞一郎、源次郎、楓さん、父さん、トメに──とにかくお土産は大量になった。「ふ、ふふふ……」「ん? すぅ、どうしたの?」「いやー、すげー大量だと思って。なんかおかしくなって来たんだ」「あー確かにね。ふふ、昔より友達が増えたからね。すごいね」「まあ、良いことだよな。送ろうか?」「うん」 荷物を送り新幹線乗り場へ。新幹線に乗り込み座ると、室長が聞いて来る。「二人は、ずらしたから明日も休暇だったろう? 俺達と帰るんで良かったのか?」「ええ。最終日に移動だと、なまえが疲れるかもしれないですから。明日はゆっくりします」 そんな会話をしてると、お弁当を売店に見に行った連中が戻って来た。「はーい。色々買って来たよー。お弁当にぃ、おつまみにぃ、ビールに、お酒にジュースとお茶。あと、お菓子」 向かい合わせた椅子に、テーブルを出し乾杯をして飲みながら弁当を食べた。それぞれ違う弁当だったのでちょっとずつ交換しながら食べた。食べ終わると彼女は、ひょいっと席を移りいろんなやつと話し、笑い、戻って来た。(いい表情してる) 最初は何でこうなると、ちょっと頭がいたくなった。オレが予定してた[二人でのんびりと]とはだいぶ違ってしまった。けど、今はこういう旅も良かったなと思ってる。予定も元々ゆるくしか組んでなかったし、この旅の一番の目的は果たせた。この顔が見られれば満足だ。帰りの新幹線でも、みんなの楽しそうな話し声と笑う声。(いい旅だったな。またこうして、楽しい時間と想い出を作って行きてーな) そう、笑顔の彼女の隣で思っていた──。*実在します。写真見たら可愛かったです。→次頁に作中に出て来るイベントについて書きました。33。へ続く。
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