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● ○ ● ○ 大阪に着き、藤守おすすめのたこ焼きを食べ、藤守兄弟に連れて来られた場所の前でオレと彼女は焦った。「え? ここ?」「そうや。最近出来たらしいわ。お嬢は温泉好きやろ?」「好きだけどぉ」「なまえさん、ここならみんなで入れるんですよ」 藤守に続きアニが後押しするように言う。「え? みんなで?」 思わず彼女とハモる。「混浴って事か? ダメだ。何言ってんだ。混浴なんてダメ!」「ふ、藤守さん。混浴はさすがに、無理」「まあまあ、安心してぇな。おふたりさん。混浴は混浴でも*プールやで? 前にホテルのプール行ったやろ? あれが室内になったようなもんや」「でもぉ、僕、水着ないしぃ」「あ、そうだ。おチビちゃん。これ、俺とルイお父さんからプレゼント」「え? ありがとうございます。見ても?」「いいぞ。チビ助に似合うと思うぞ。な?」「ああ。サイズもおチビちゃんにあうと思うよ」『はあ』と言いながら覗いた。「あ、水着だ」「藤守。ここ来るの、昨夜から決まってたのか? お前なー、分かってんなら教えとけよー」「ああ、うっかりしてた。かんにん。でも、水着もあるし大丈夫やろ?」「……そ、そうだけど、色々、都合があんだよ」 数人は何となく察しがついたようでニヤッとしたり、赤くなったり。「都合?」 アニが聞き返して来る。(はあー。いい歳して鈍いやつだな)「ああーもういいや。藤守。ここ、部屋あんのか? ふーん。そっか。なまえ、おいで。着替え用に部屋をおさえよう」「う、うん。あ、あのすみません。先に行ってますね。また後で」 ● ○ ● ○ 部屋で昨夜の痕を確かめるべく。「なまえ、肩見せてみな。あーマズいな。痕ついてる」「すぅも見せて。ああ、君の肩にもキスマークとか噛み痕が残ってるぅ。やっぱ調子乗り過ぎた。ごめん」「いや、こんなの想定外だったし仕方ねーよ。でも、どうにかしねーと。開き直る、ってのは無理だろ?」「無理だよぉ。なんか生々しいし、恥ずかしい」「だよな。。さすがにこれじゃあバレバレだしな。なんとかしないと……あ、お前の鞄さ、夏合宿の時に持って行ったやつだよな?」「そう。あっ、そうか。ファンデーションテープか」「うん。傷痕隠し、何かあった時の為に持ってて、そのまんまだろ?」「ん、確か中のポケットに入れたままに──あ、あったよ。これで何とかなるかも。ねぇ、肩だけで大丈夫かな」「今見てやる。ん、肩だけだな。これ貼っとけば大丈夫だろ」 オレ達はファンデーションテープで痕を隠し何とかその場をしのいだ。何となく状況を察知した室長と小野瀬さんにニヤニヤされて二人ともちょっと恥ずかしい思いをしたが『オレ達はまだまだ新婚なんだ。愛し合うのは当然だ』と彼女に言い、開き直った。 プールには、ウォータースライダーが何種類かあった。ウォータースライダー初体験の彼女はかなり気に入ったらしく何度もやりたがりオレや、室長なんかと一緒に滑り捲った。彼女はすごい楽しそうだった。「おい、チビ助、昴、展望露天風呂も水着で入れるってよ。ジャグジー行こうぜ」 誘われてみんなでぞろぞろ露天風呂へ移動した。*そういう施設はあるようですが、実際はどういう場所か知りません。作者の想像で書いてます。
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