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● ○ ● ○「ねぇ、ダーリン」「ん?」「肩、痛い? やり過ぎたみたい。赤くなっちゃった」「大丈夫だ、あ、ハニーの肩も赤くなってる。ってか、ちょっと歯形ついた。オレこそ悪りー。痛い?」「大丈夫。ダーリンと結ばれるとすごく幸せ。きっと、ドーパミンとかが脳内で出捲ってるよ。ねえ、ドーパミンって三年限度って聞くよ。そしたらさー急速に冷めるのかな。僕、君に飽きられたり、嫌われたらどうしよう。怖い」「ばーか。泣きそうな顔すんなよ。ずーっと惚れ合ってるのだっているじゃねーか。オレ達だってきっとそうだよ。オレ、自信ある」「惚れ合ってる? 例えば?」「んー身近なとこで、明智さんとこ。楓さんとこ。間違いなく三年以上経ってるけど惚れ合ってる。だろ?」「ん、確かに」「安心したか? ふ、じゃあ温泉もう一回入ろうか?」 ● ○ ● ○ 二人で月を見ながらゆっくり温泉に浸かり寛いで、風呂から上がって貰ったアイスクリームを食べた。旨そうな幸せそうな顔を見せる彼女をスマホで撮影して室長と小野瀬さんに送った。向こうはいつもの鬼軍曹達は四人で飲んでいたみたいだ。折り返し室長から電話があった。「チビ助、起きたのか? アイス旨かった? ははは。なら良かった。あ? ちょっと待て、お母さんも話したいって。代わるな」「おチビちゃん、美味しかったんだ? 良い顔してるね。明日は食い倒れの街、大阪に行くそうだから食べたい物考えておきなよ」 そんな声が漏れ聞こえる。桂木さんと石神にも挨拶をして通話を終えた。「ねぇ、明日大阪なの?」「ああ、藤守が楽しみにしとけって言ってたぞ」「うわー楽しみ。お好み焼きにたこ焼きに、明石焼きは絶対食べたい。特に明石焼き! 僕あれ大好きなんだ。東京には売ってなくて残念」「明石焼きか。だし付けて食べるやつな。ああ、なるほどな。なまえは玉子料理好きだしな。好きそうだ。あれなら家でも作れるぞ。多分」 そう言った途端、目を輝かせ『本当?』と顔を覗き聞いて来る。「ふふ。本当。今度作ってやる」「きゃー嬉しい!」 ぎゅっと抱き付いて来る。笑いながらオレも抱きしめる。「ははは。あとは? どこ行きたい?」「んーあとはぁ。港沿いの公園行ってみたいな」「大阪港沿い? 公園があるのか?」「ん、名前とか知らないんだけど、前にTVでちらっと見たの」「ふぅーんそうなんだ。じゃあ明日、藤守兄弟に聞いてみよ」「うん、でも宿はここだよね?」「そうだよ。大阪行きは、知らなかったからな」「でも、近いんだよね? 三十分位?」「かな。さあ、激しい運動もしたしそろそろ寝るか。明日へばるといけないしな」「もー昴のエッチ。そういう事言わないの。恥ずかしいでしょ」「ふふ、じゃあお詫びに抱っこしてやるから」「おーやったー。じゃあ、子守唄つきが良い」「りょーかい。ほら、おいで」 横になり腕に抱いて子守唄を歌ってやると彼女はすぐに寝息を立てた。とても穏やかな寝顔を見つつ、おでこにおやすみのキスを落としオレも眠りについた。
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