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彼女は休んだ後すっかり回復し、また映画村を楽しむ。 楽しみにしていた*薄桜鬼の世界展へ行くと、周りをまき込みはしゃぎ、彼女のテンションは上がり捲った。 ● ○ ● ○ そして、池田屋事件の話が出て興奮したまま、跡地を見に行った。跡地は**居酒屋[池田屋]になっていた。跡地に行くと彼女はさっそく、新撰組局長近藤勇の真似で『御用改めである! 無礼すまいぞ! 手向かう者は容赦なく斬り捨てる!』とやってみんなを笑わせた。「なーんだ。何も残ってないのなー」 少しがっかりする彼女に、黒澤が『池田屋の主人は尊攘派志士をかくまっていたとして捕まって獄死してますしね。仕方ないかも知れません』と言った。「獄死かー。さっきも言ったけどやっぱ、すごい時代だよなあ。今が平和な時代で良かったよ。殺したり殺されたりしたくないもん。大事な人達にも長生きしてもらいたいしなー」「まあ、そうやね。俺達かて、お嬢にも長生きしてもらいたいんやから、あんまり無茶苦茶ばかりしたらあかんよ? 君はすぐ暴走して無茶しよるから、心配で仕方ないわ」「確かに。藤守くんの言う通りだ。頼むよ? おチビちゃん」「チビ助ー、警護任務が本格的に始まっても無茶すんなよ? 自分の身も大事にしろ」「そうですよ。なまえさん」 桂木さん達もさっきの話もあるし、心配になったようで釘をさす。「ですね。君に何かあったら悲しむ人達が沢山いるんですよ」「石神の言う通りだぞ? 頼むよ。奥さん」「はぁーでも、また忘れんのよねえ。この子は。夢中になると、すっぽーんと忘れる。いつもそう」「人のために懸命になるのはいい事ではあるがな、だが、なまえが無事でないとな。俺達も、そして何よりきっと、一柳が傷付くぞ」 室長の言葉に後藤も釘をさす。彼女はオレの名を出され少し神妙な顔で頷いた。「ん、気を付ける」「みんなで協力して無事に遂行しましょうね。なまえちゃん」 黒澤に言われ彼女は、頷き返しみんなに頭を下げた。「はい! 皆さん、どうぞよろしくお願いします!」「いつもチビ助は返事だけは、いいからなあ」「うぅ、お父さぁん。いじめないでよぉ」「あはは。ところで、ここの飲み屋でもコラボやってるみたいだぞ。チビ助」 池田屋にも薄桜鬼コラボメニューがあり、また十二杯近くある隊士カクテルを『全部制覇したーい』と言い出しみんなを慌てさせた。そんなに飲ませたら、これから花魁の撮影なのに大変だ。みんなでさっきみたいにシェアしたが、それでも出る頃には彼女はほろ酔いになってしまった。「おーい、チビ助。大丈夫か? ふ、お前は本当に酒、好きな」「大丈夫、大丈夫。たのしー。ふふ」 もうそろそろうまく彼女を連れ出そうと思っていたのに、結局ちょっと酔った彼女が室長の誘導尋問に引っ掛かり、すっかり話してしまい予定がバレてみんなもついて来た。*やってます。**本当です。
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