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スタンプを集め、*グッズを買ってコラボカフェで**『ランダムでコースタープレゼント? 全部、欲しい! 揃うまで、飲むー』とアルコール三種類にソフトドリンク三種類の、計六種類とポストカード付のコラボスイーツまで全部頼んで一人で何とかしようとした。短時間に一ぺんにそんなに飲み食いさせたら、きっと他が入らなくなるし、お腹を壊すかもと慌てて止める。うちの連中も同じように考えたらしく『待て待て』と止めてみんなで協力する事にした。「お父さんのは土方さんのカクテルか。カシスに白ワインにソーダ、レモン──」「何だ、飲んでみてえのか? ほら」「いいの? ありがとう! 美味しいな。へぇーこういう味なんだ。ありがと」 彼女が嬉し気ににこにこするのを見て他の連中も、飲み物を味見させてくれて、ついて来たコースターを彼女にやった。彼女は『美味しい』と『ありがとう』を連発しご機嫌だった。「なまえ、ほら、雪うさぎケーキ」「あ、可愛い。写真──」「撮った、撮った。そう言うと思ってもう飲み物も全部、撮りました」「さすがすぅ。僕の事、分かってるねえ」「当然。ほら、お口開けろ。あーん」「あーーん。んーーっ! おいしー! はー、みんなのおかげで美味しい思いもしたし、コースターも揃ったし。嬉しいなあ。ふんふん~♪」「おや、鼻歌まで飛び出して、ご機嫌だね。おチビちゃん」「うん! 楽しくて幸せだよ。あーあ、*池袋のカフェ[オトメイトガーデン]の**薄桜鬼コラボレーションも行きたかったなあ」「ん? こういうのを東京でも、やってたんですか?」 アニが聞くと六月から七月までもっとすごいのがやってたんだと説明した。「あーその頃、オレがいなかったしな。ごめんな」「ううん。気にしないで」「なんや、それなら昴がいなくても言えば良かったんや。お嬢の誘いならみんな行ったで?」「そうだよ。穂積達がもしダメでも、おチビちゃんが行きたいなら俺が連れてってあげたのに」「あ? 小野瀬は危ないが、俺達に言えば良かったんだよ。バカだな。チビ助、夏休みだってまだ残ってる位なんだから行けたろうが」「だってぇ忙しかったもん」「まあな、チビ助は、家にも帰らないで仕事してたもんなあ。一回帰宅しても戻って来てやがるし。朝、出勤してソファーで寝てるんで驚いたぞ」「ほんまやで。少し元に戻って来たけど、働き過ぎでやつれてしまったやん。お嬢は俺等が止めてもきかへんしなあ」「そんなにすごかったのか?」 桂木さんが聞くと室長達が頷く。「すごいなんてもんじゃない。新プロジェクトの指示書を、昴が警察大学から帰って来るまでに何が何でも終わらすって言い張ってな」「もうなんや、憑りつかれたようにやってたわ。怖いくらいやったで」「ああ。すごかったよね。俺も自分は結構なワーカホリックだと思ってたけど、あれは俺をはるかに上回るワーカホリックっぷりだった。おチビちゃんは、昴くんが居ないと暴走するね」 彼女はあんまりふれて欲しくない話題だったようで困って『ははは』と少し乾いた笑いでやり過ごそうとした。が、桂木さんや公安の三人、つまりは新プロジェクトメンバーで今、聞くまで状況を知らなかった連中から『体を壊す』『一人で抱え込んで無理するのはいけない』と注意されて『はい』と身を縮めて小さくなった。「今回はオレのせいだ。指示の仕方が悪かった。反省してる。以後は気を付けるから、ごめんな」「え? あう、だから違うって。謝らないでよ。指示書は関係ないの。僕にはその期間は働いてる方が都合が良かったから、好きで働いてたんですぅ。あのぉ、そろそろ次行きませんか? 回り切れなくなりますよぉ」 彼女にせかされてまた観光を続けホテルへ向かった。夜は自由に楽しむ事になり、二人で食べに出た。*実在します。**やってました。
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