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(修学旅行も行かなかった位だし、憧れみたいなのがやっぱりあるんだろうな。出来れば全部叶えてやりたいけど、一度には無理かも) そう思ってると、彼女が『無理せず二人で楽しみながら行ける分だけ行きたい』と言った。彼女の好きなゲームのイベントが京都でやってるらしくそれは行きたいらしい。とにかく希望を取り入れつつ、臨機応変に行く事にした。彼女はのんびりお散歩が好きだ。新婚旅行でも二人で散策してまわったし、今回も散策しながら美味しいものを食べる感じで楽しんだ。職業柄か、二人とも歩くのは苦にならないし、しかもこんな風にゆっくり町並みを楽しみながら手を繋ぎ歩く時間は楽しかった。「ねぇ、小笠原さん、大丈夫かな。疲れたっぽいよ?」「んー?」「ほら、うちらと違って普段そんなには歩かないじゃん。ちょっと休もうか?」「子供じゃねーんだから大丈夫だろ──あー、分かった。そんな顔すんなよ。じゃ、この先にスイーツの美味しいカフェがあるって言うからそこ、行こうか?」「うん! スイーツ食べたい!」「じゃ、後ろの連中に言って来るから待ってろ」 ● ○ ● ○「ねえ、ここは何がおすすめか知ってる?」 カフェでテーブルに着き、メニューを覗きながら彼女がオレに聞く。「プリンとか人気らしいな。あとは抹茶付きパンケーキと抹茶パフェってサイトにはあった」「パンケーキ? すごっ、量多いなあ。これ食べたらご飯食べられないよぉ」「んー、だな。それにお抹茶はこの後もお茶体験で飲むぞ」「じゃあ、プリンだな。美味しそうだし」 小野瀬さん、室長、桂木さんは珈琲、後の連中はパンケーキやらパフェ、プリンなどを頼んでるみたいだった。オレは彼女とプリンにした。なかなか旨かった。彼女を見ると『おいしー』と目を輝かせ、一緒にプリンを食べるオレや石神に『すごく美味しいね』とにこにこと言い、幸せそうな顔をした。みんなが『またチビが旨そうな顔してる』と言い、明智さんがパンケーキを、そらがパフェを味見と称して食べさせた。『うひゃーおいしー』と喜び、二人にプリンをお返ししてた。いつもなら、ちょっとイラっと来る所かも知れないが、彼女があまりにも幸せそうなので(まあ、いいか)という気分になり『良かったな』と頭を撫でた。 その後、オレ達は着物でお茶を楽しむ予定だった。そらや、海司達は興味が無くそこで解散、自由行動にした。小笠原と何人かは先に宿に行くらしい。室長、小野瀬さん、桂木さん、石神、後藤、黒澤、藤守兄弟がオレ達と一緒に来るらしい。電話で人数が増えた旨を伝えると『大丈夫ですよ。*グループ茶道体験の方に切り替えますか? それでしたら、お作法も多少お教えしますよ』と言うのでそれにした。 行って先ず着物を選び着替えてお作法を教わる。抹茶点て体験も出来るのでお茶を点てた。一応茶道の心得はあるので、失敗もしなかった。彼女も結婚前に嗜む程度ではあるが、茶道を習いに行ってるので落ち着いたものだった。静かにお茶を楽しみ、着物で散策しに外に出た。*そういうのはあるようですが、実際どういうのか知りません。作者の想像で書いてます。
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