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● ○ ● ○「ひゃっほー! みんな巧ーい! ヤベーみんなサイコー! イケてるぅー♪」 まだ酒が残ってる彼女はテンションが高く、そう言いながらくるくる舞った。「おいおい、なまえ。危ねーから。踊らないの」『えへへ。だって、みんなすごいよぉ』とはしゃぎ笑う。だけど、次にやった小笠原がちょっと外した。小笠原は少しがっかりしてぽそりと言った。「俺はすごくない。射撃は苦手」「ううん、すごいよ。小笠原さんもすごい。だってさ、小笠原さんも得意分野でなら、一流じゃない。適材適所、でしょ? 僕の先輩達はね、みーんなすげーんだよ。僕はねー、みんなをそんけーしてるんだあ」 そう言った後で、続けてひとりずつのすごい所をあげ連ね言い始めた。よく観察してる。「僕はさ、そんなすげー人達と仕事が出来て運が良い! そんな経験、貴重だよ。だから、この任務中に足引っ張んねーように頑張ってついて行ってさ、みんなからいろんなもんを吸収すんだ。えへへ」 興奮しながらまたくるくるした。「あーだからくるくる踊るんじゃない。危ねーって」 抱き止めて掴まえてたら、藤守から声が掛かった。「昴、次、自分やで」「いよいよ後藤、一柳対決ですね」「そんなのどーでもいいけどな」 黒澤の発言にそう答え、彼女に続けて言おうとしてた言葉を先に後藤に言われた。「なまえ、どれが欲しい? 欲しいの取ってやる」 オレと後藤の真ん中、一歩後ろで覗いてた彼女が答える。「んーやっぱりくまさんがいいなあ」「パジャマ、お前に取れるのかよ。ま、取れなきゃオレが、取ればいいだけの話だけどな」 二人してくまを狙う。オレはくまのぬいぐるみ。ヤツはくまの置物を狙った。二人して仕留めた。彼女は『ありがとー』と大喜び。「よく仕留めたじゃねーか。パジャマのくせに」「ふん。俺の方が的が小さいぞ。ローズマリー。お前の的は大きくて良かったな。なまえの前で恥を掻かなくて良かったじゃないか」「何だと?」 睨み合った時だった。彼女が背伸びをしてオレの両頬に手をやり、無理やり自分の方に向けた。「またイチャイチャしてぇ。もー! 妻の目の前で他のひとと熱ーく見つめ合うなんてぇ。そういう事するとね、おしおきするよ?」「見つめ合ってなんかねーだろう。気持ち悪い事言うな」「あー昴、誤魔化そうとしたぁ。浮気だ、浮気ーぃ。もう昴は、おしおき決定だかんなー。誠二兄ちゃんも、これは嬉しいしありがとうだけどさ、ダメだよ? 僕の昴とイチャイチャしないでよぉ。ぶぅー」 手を腰にやり頬を膨らますと、後藤に文句を言う。「なまえ、だから、気持ち悪い事言うな!」 オレが言うと、後藤が続く。「そうだぞ。なまえ、どうしてそういう気持ち悪い事になるんだ?」
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