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「うちも、新婚の時はもっと褒めてくれたんだけどねえ」「でもさ、うち、じっちゃんとばっちゃんもいるしね。イチャついてもいられなくてね」「はあ、大家族も気を使って大変そうですよねぇ」「そうなのよ、なまえちゃん」 彼女はうまく話を引き出し、ある程度発散したらしく、ママさん達はちょっとすっきりと明るい顔になって行った。 そろそろ野菜を運びに行こうかと思った所で話の展開が変わった。「なまえちゃんのとこは新婚さんだから、美味しいって喜んでくれるんじゃない?」「ええ、そうですね。っていうか、うちは主人の方がお料理上手なんですよ」「あら、お料理男子? もこみちみたい」「いいわねえ。イケメンでお料理まで出来るなんて」「しかもエリートさんよ」 ママさん達が一斉に『はあーうらやましい』と声を揃えた。「新婚さんかー」「一番いい時期ねぇ」「ラブラブでしょ?」「は、はぁ」 彼女が返事を濁す。ちらりと見ると彼女の頬がピンクになって来ていた。「やっぱりさ、新婚さんなら──」 そこで声を落としたようで、小さい声になった。「可愛がってもらってるんでしょ?」「え?」「新婚のうちにいっぱい可愛がってもらいなさいよ」「でもさ、二人とも若いし大丈夫じゃないの?」「もうラブラブの甘々じゃないの? ねぇ?」「あんなイケメンに甘く激しく翻弄されちゃうわけー? 若いから激しそう」「きゃーいやだー、奥さんったら過激ー」「でも、いいわねえ」「本当よねえ。ここの若旦那さん、俳優みたいだもんね……うちのがもしあんなレベルだったら、耳元で名前呼ばれただけで気絶しそう」「うんうん、もうさ、目にするだけでときめきそう」「ときめきねぇ。ときめいたのなんて、ずいぶん前だわ」「若くてイケメンでたくましい旦那に愛されてるなんて、幸せね。なまえちゃん」 彼女はもう遠目からも分かる位に真っ赤だ。「ねぇでもさ、見てみたいくらいじゃない?」「えぇ?」「だってこんな美男美女の組み合わせよー。映画かドラマみたいじゃない」「ああ、絵になるって事?」「でも、見てみたいって、過激ねー。だって勿論、十八禁でしょー?」「きゃー、卑猥」「十八禁って、あんただって十分、過激よ? まあ十八禁だけど」「やだもーほら、過激な事ばっかり言うからなまえちゃん真っ赤よ」「本当だ。真っ赤」「純情ねぇ。可愛いー」「いやー、えっとあの……」 たじたじしてるのをどうやって助けようと思ってると、明智さんがお茶を持って来るのが見え目が合った。
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