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「はあー」「ゆうと、なんでため息ついてんの?」「だってさ、なまえー、俺んちの母ちゃんうるさいんだよー」「ん? ふふ。ゆうとんちの母ちゃんいい母ちゃんじゃん。明るくて親切で可愛いじゃんか」「えーーー、可愛くないよ。ぎゃーぎゃーいっつも怒るもん」「それは、ゆうとがいう事きかねーで心配させて、怒らせてんだろう?」「そうだけどー」「はっはは」 彼女に笑われて『んー』とゆうとがうなった時、ママさん達がやって来た。「なまえちゃん、遊んでくれてありがとね」「これ、良かったら食べて。いっぱい作ったから」「あ、なまえちゃん、これもどうぞ」「うちはばっちゃんが、これ持ってけって」 お惣菜をもらった所へ段ボールを出されたので『ありがとうございます』とオレが受け取った。彼女は中を見て驚いた。「うわー。茗荷に冬瓜にトマトにきゅうり。お野菜がいっぱい。こんなにいただいていいんですか?」「うん、いいのよ。冬瓜以外はね、じっちゃんとばっちゃんが作ったもんなのよ。冬瓜はばっちゃんのお友達が作ってて、交換したらしいわ。なまえちゃん、ばっちゃんが持って来たの味見して『美味しい、美味しい』って言ってくれたでしょう。ばあちゃん、自分で作ったものを『あんなに美味しそうに食べてくれて嬉しかった』って喜んでね。『孫も可愛がってくれるし、明るいし、いい子だ』って。すっかりなまえちゃんのファンになっちゃってねえ。今日はじっちゃんとばっちゃんも老人会があって来られなかったんだけど、持ってけって」「すっごく色も艶も綺麗。美味しそう。後でありがたくいただきますね。いやー嬉しいわ。お惣菜もどれも美味しくって、ほんと、みなさんありがとうございます」「美味しいって言ったらさ、なまえちゃんがくれるのも絶品なんだけど?」「そうそう、大好評でね。うちのお父さんがさ、また作ってくれって。久々にリクエストされちゃったのよ」「ああ、うちも、うちも。いつもは美味しいんだか、なんだか分かんない感じで食べてんのにぼっそと『うまい』って」「あら、うちと一緒。何作ってもほんと、美味しいとか、まずいとか、言わないのよねえ」 ぼやきに移行して、明智さんはそっとお茶を入れに行った。他の連中は子供達と庭に出て相手をし始める。彼女とママさん達は縁側に座り話し始めた。
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