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「んーご飯にお味噌汁、お魚、煮物、玉子焼き、お漬物、あと何、出す? 我が家なら多い位だけど、みんな、沢山食べるからねぇ……」「昨日、作った常備菜があったろう」「うん。昴、どれがいいかな? お父さんは朝でもお肉、食べたがるかなあ……」「んーそうかもな。じゃあ、肉みそか、肉そぼろか、牛肉のしぐれ煮かな」「牛肉のしぐれ煮にしようか。他にもいる?」「チビ、常備菜作ったのか?」 明智さんが聞く。「うん、昨夜ね。小笠原さんにレシピ調べてもらったの」「なまえちゃん、お一人で?」 訊ねる黒澤に「途中から、昴が手伝ってくれたよ」「俺も手伝えば良かったな」「あー、明智さんなら、オリジナルレシピがありそう」「まあ、あるぞ」「次に補充する時、お願いします。覚えたら我が家でも作ろう」「チビ、まめ」「お前はいい奥さんだな。一柳は幸せ者だ」「いいだろう? 石神」「ちょっと、昴。そういう事言わないの。でも、お料理男子が案外いっぱいいてすごく助かった。食べるの楽しみだな」「さ、運んでご飯にするか」 オレが言った時、黒澤が呼んで来た連中が来た。「運ぶよ。俺達作れないけど、運ぶのと片付けなら出来るから任せて」 そら達に言われ、後を頼んだ。洗濯物を見に行こうとする彼女を、止める。「飯の後、手伝うから。とりあえず座れ。働き過ぎ」 両肩に手を置き押しながら、居間に連れて行った。席に着くと、ふと気が付いたように彼女が言った。「何にも考えないで、ご飯にしちゃったけど、パンとか、シリアルが良いって人もいたのかな?」「そんなに気を使わないでもいいんじゃない?」「小笠原の言う通りだ。旨そうだし文句もないだろ」「そうかなあ。明智さんとこも和食?」「ああ。たいていな」「秀樹兄ちゃんは?」「色々です」 小笠原を見た彼女に小笠原が、聞かれる前に『俺も石神さんと一緒。色々』と答えた。そこに小野瀬さんと室長、桂木さんが『おはよう』来て彼女が『朝はいつも何だ』と聞いた。室長と桂木さんが『決まってない。色々だ』と答えたが、小野瀬さんの答えがちょっと変わってた。「え? メロン? メロンだけ?」「そう。メロンだけ。パサパサしてんの苦手なんだよね」「は、はぁ。メロン、買っとけば良かった。ってか、果物は、スイカしか買ってないや。失敗した。果物は思い付かなかった。そうだよね、他もあった方がいいよね。僕、後で買い出しに行って来る。あ、アレルギーとか聞かなかったけど大丈夫だろうか? うーん。後で、アンケートでも書いてもらおうかな」 色々考えてテンパって来てる。
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