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乗り込んでから、ナビをいじるなまえに言った。「悪いな。お前にばっかり働かせて」「ううん、気にしないで。僕、走るの好きだし大丈夫。それにここら辺、初めてのとこだから走ってみたいんだよね」 見ると、わくわくした顔をしてた。本当らしい。「そう言えばなまえは、ここ来るの初めてだったな」「そうそう、話には聞いていたけども……。ねぇ? 確か、お義父さんやトメさんの話だと、近所にお店ないんだよね? それなら買い物して行った方がよくない? ちょっとツルさんとカメさんに食品のストック具合を聞いてみよ。あ、あとさーみんなどの位ご飯食べる?」「ん? 量か?」「うん、男のばっかりだし、合宿で運動してるからお腹空いていっぱい食べるんじゃない?」「ああ、確かに。すごいかもな」「繁華街っていうか商店街に、家電レンタル屋さんないかなー?」「家電レンタル屋?」「すぅくん、ちょっと検索してみて。僕は電話をするから」 彼女は電話をし始めた。丁寧に挨拶をしている。その間にネットで調べた。「スーパーの並びにありそうだぞ」「じゃあ、炊飯器借りようか?」「ああ。そうだな」「あのさ、今気が付いたんだけど、電気、大丈夫かな? ブレーカー落ちない?」「大丈夫だろ」「1.8Lの大きいのあるかな? それなら一升だから1.5キロ炊ける。向こうにも炊飯器一つあるって言ったよね?」「ああ、1.8L炊きのがあるぞ」「じゃあ、一台借りればいいかな。さすがに3キロあれば足りるでしょ。余るかな。残ったら冷凍して次の日にまわそう」「いやあ、たぶん残んねーだろう」 後ろの連中が会話を聞いて『かもな』と笑い出す。彼女が驚く。「ええ? そんなに? お米、十キロで足りるかな?」「どうかな……」「すごいねぇ。まあ、人数も多いしなあ。あれか、足らなくなったら次の日にでも、買い出しに行けばいいか。あっちに、バイクか、車ある? いちいちバス出してたらガソリン代もったいない」「んーどうかなー。オレもしばらく行ってねえしな……」「じゃあもっと買いだめしようっか。20キロくらいドーンと買っちゃう? ま、売り場行ってみて考えよ。さてと、出発しますよー」 繁華街に向かって走り出す。
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