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「そうよ。今までだってみんなでヤバいヤマも解決して乗り越えて来たでしょう? 私の捜査室は優秀揃いなのよ? そこにアンタ、日本一のSPが率いるSP連中と泣く子も黙る公安の、あの石神さん達が加わんのよ? 最強メンバーじゃないのよ。何が不安なの? あ、そうだ。小野瀬も引きずり込もう」「え? ラボは忙しいでしょう? 大丈夫ですかねー」「あら、昴。何言ってんのよ。私達だってみーんな忙しいわよ? 警察に暇なとこなんか、そうそうないわよ」 しゃらっとして言う室長に面食らう。「ま、まあ、そうですけど」「いいわ。小野瀬を引き込むのは私に任せて置きなさい。上にも小野瀬にも話、通してやるわ。人員は一人でも多く確保した方がいいでしょう? 特に、使えるやつはしっかりゲットしないとねえ」「よろしくお願いします」 素直にお願いしつつも(良いのか?)とも思う。そりゃあ、非常にありがたいし室長の言う通り、なんだが。(いつも小野瀬さんはこうやって捲き込まれてんのか。小野瀬さんも大変だなあ) そうも思ってしまった。「チビ助、いつまで引っ付いてんのよ。ほら、飲むわよ。だいたいねえ、アンタだってこの私がスカウトしてうちに引っ張ったのよ? 優秀だからスカウトしたの。私の人を見る目は確かなの。アンタは、もう少し自信を持ちなさい。アンタ、この私の娘でしょう? もっと図太く生きなさい」「図太く? いや、なまえはこのままで良いですよ。あんまり室長みたいになられてもねぇ。あ、誤解すんなよ? そうなっても嫌いにはなんねーぞ。んな不安そーな顔すんなよ。ふ、今日はずいぶん弱気になってるな」「んーそれはきっと、飲みが足らないのね。チビ助、いつもみたいにガンガン行きなさいよ。ほら」 結局、彼女は室長にしこたま飲まされて、ふにゃふにゃになり大通りまでおぶって行った。「あーあ。チビ助、すっかり寝ちまったな。昴、大丈夫か? 重たくねえ? 悪い、ちょっと飲ませ過ぎたな」「大丈夫ですよ。なまえは軽いですから。最初引きつってたのが、笑顔になりましたからね。良かったです。ありがとうございます」「ふ、ああ。最初、がちがちになってたもんな。チビ助はいざというときゃ肝が据わるが繊細な所が、あるからな。まあ。今夜はぐっすり眠れるだろう」「ですね」「昴、大変だろうと思うが、俺もサポートするから。リーダーはお前だが、俺も同じプロジェクトメンバーだからな。遠慮せず何でも言えよ?」「ありがとうございます。心強いです。室長、オレ頑張りますから」「ああ。今回も全員無事に乗り切らねえとな」「ですね」 大通りでタクシーを止めてオレ達は帰った。
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