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● ○ ● ○ 「外でおこたに入って、お花見なんて面白ーい」 彼女がはしゃぐ。昨日から、すごく楽しそうだ。「うわー。お料理、美味しそう! 桜も綺麗だし贅沢だねぇ。こんなの初めて」「オレも初めて。こういうお花見も良いな」「うん。昨日から素敵で楽しい事ばっかりで、夢みたい。すっごく嬉しい! 素敵なデートを、ありがとう!」「また来年も来るか。今度はさ、夜とか」「夜もやってるの?」「ああ、ラストオーダーが夜の九時って書いてある。ほら」 リーフレットを見せる。「夜桜も素敵だろうねぇ」「じゃ、来年は夜桜で決まりだな」「来年も一緒、だよね?」「もちろん」「ふふ、ほんとに優しいだんな様で幸せ」 ちょっと目を潤ませながらも、とても幸せそうなきれいな笑顔を見せた。 ランチを済ませ映画を観て、ウィンドウショッピングしながら街をブラブラ。もっと桜を見ようという話になった。 *去年、彼女とキスしたあの桜の見られる静かな通りに行き、桜を眺めた。 そして今年も桜の下、彼女とそっとキスを交わした。 やっぱり、ちょっと気恥ずかしいような気分と、それと一緒に穏やかな幸せを感じた。 彼女と桜を見てると、室長から電話があった。事件かと思ったら、違った。「もし良かったら、花見に来ない? 邪魔するつもりはないんだけど。アンタ達がいないとなんだかねえ」「ふふふ。寂しいんですか?」「あら、昴。言うじゃないの。そうよ」 後ろで、みんなの騒ぐ声も聞こえた。隣で笑う彼女の手を取り、みんなのいる公園へと足を向ける。 まだまだ、楽しい時間は続きそうだ──。*詳しくは花明かりの下で、密やかに君と交わす口づけ。をご覧下さい。27。╋αへ続く。
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