ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ねぇ知ってる? 彼カジって言ってさ。こうやってメンズのを、ぶかぶかで着るらしいよ。彼のパーカーをワンピースのかわりにしたり。どう? 可愛い?」「可愛いけど、ワンピースかわりって下、穿かねーの? まさか、それで外行っちまうとか?」「ん、らしいよ。僕がサイトで見たのはね、この格好に靴、履いてたもん」「ダ、ダメだぞ! うちでなら良いけど、外はダメ」 焦るオレに悪戯な顔で『へへ』っと笑う彼女。「へへじゃねーよ。お前、聞いてる? 昨日のミニより短けーだろ。可愛くてもエロ過ぎだ。オレ以外に見せちゃ、ダメだぞ。もしやったらおしおきだからな」「えーエロい?」「ああ。エロエロだ」 そう言うとニッと笑い、太ももに手をやると裾をチラリとめくり『うっふ~ん』とエロい顔でウインクと投げキッスして来た。「あ、なまえー。オレをからかってるだろー!」 途端に『キャー』と彼女が逃げ出す。暫し、スイートルームで鬼ごっこになった。「つーかまえた! このいたずらっ子」 腕の中で無邪気に笑う彼女。「誘惑するって事は、食べて良いのか? うさちゃん」「ダァーメェ」「あ? ケチ」「だっておこたで、桜ランチだもーん」「はぁー。敵わねーな。うちのうさちゃんには。オオカミさんも降参だ」「じゃあ、ちゅうだけね」 彼女が背伸びしてキスしてくれる。ぶかぶかパーカーでの、背伸びちゅうは可愛すぎてきゅんと来る。「……もう着替えるか? そろそろ、抑えがきかなくなるぞ」「え? き、着替えようか」「なんだ? 焦っちゃって。ふふ。なんなら続きするか?」「ダーメ。あ・と・で・ね」(やっぱり、なまえには適いそうもねーや) ● ○ ● ○ 「ん? マニュキュア? 塗り方メモもある『シロップのような透明感を持ったネイルが出来るわ。可愛いから昴ちゃん、塗ってあげなさい』だって。じゃあ、塗ってやるよ。姫、どうぞお座り下さい」 薄くメイクをしてシロップネイルをしてやる。彼女は光に指をかざして、すごく嬉しそうにした。(そうか、普段はしないしな。あの嬉しそうな顔。ふふ。今度から休日にはネイルをしてやろ)「ねぇ、見てー。綺麗だし、なんか美味しそうだよ。短い僕の爪でも可愛いーぃ」「うん。綺麗だし可愛いな。なまえにぴったり」 二人で双子コーデに着替えると、彼女はオレの周りをくるりとした。「昴、スーツも素敵だけどジーパンも似合うね。カッコいい。写真撮るぅ」「一緒に撮りたいな。あとで誰かに頼もう」 二人で手を繋いでスイートルームを後にした。
このサイトの読者登録を行います。 読者登録すると、このユーザーの更新履歴に新しい投稿があったとき、登録したアドレスにメールで通知が送られます。