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「そうだな。たまには、二人で飲みにってのも良いかもな」「ばっちりキメて夜遊びか。面白そう。あ、ダメだ。また昴が『素敵~』とかってお姉さま方に囲まれちゃう。危ない」「あ?」「そうだ。僕も男装で、BLに見えるようにベタベタしたら大丈夫かなぁ? イケメンでもホモ設定なら囲まれない?」「ホモねー」「あれ? セクシーなお姉さまやフェミニン女子にモテたいのかなあ? 昴さん」 彼女が『んんー?』とちょっと睨む。答えに寄っては、おしおき決定と言わんばかりの顔だ。ヤキモチが嬉しい。「違うって、オレは姫をドレスアップさせて連れて歩きてーなーと思ったんですぅー」「はあ……さいですか。なら、セクシードレスにハイヒールでばっちりメイクアップして、昴もビシッとセクシーにキメて夜遊びに、行こうか。大人デート。あ、それだとペア難しいかな?」「ふーん。つまりは、夜遊びならセクシーにいきたいワケか?」「ん、いつもしないような格好でね。最初はド派手にパーァとやって。それから、静かにセクシーに。大人モードで、意味深にイチャつくの。たまにはそういうのも楽しそうじゃない?」「まあな」「それかさ、お日さまの下でさっき見たカップルみたいに双子コーデでイチャイチャデート……とか」(ん? 昼でも夜でもイチャイチャ? 珍しいな。いつも人前じゃ、恥ずかしがるのに。つーか、いつもと違うのが良いって事か……ストレスたまってんのか?)「やだ?」 黙ったオレに彼女が聞いて来る。「いや、姫とデートなのにイヤなワケねーだろ」「そう? じゃ、昼と夜どっちが良い? 服、どうしよう。新しいの買う?」(もうすぐ姫の誕生日だから、それも良いかもなー 金曜日だから、誕生日の夜に飲みに行って、翌日、昼デート。うん……それで計画しよ)「だな。なあ、昼も夜もデートしよ。別に、一回じゃなくても良いだろ? 服は、源次郎に聞いてみるか。良いのが入ってるかも知れねーし」「そっか。なら、そうしよう。ふふ。デートいっぱい出来るね。楽しみ♪」 彼女はちょっとウキウキした顔になった。今年はでかいヤマも無く、例年よりは書類仕事もはかどっている。(一応、二人とも誕生日の翌日は休みだ。ありがてえ事に、室長が気を利かせてくれた。ルイパパもやっぱあいつを喜ばせたいらしい。ふふ。『チビ助。二十八日になるけど、昴と一緒に休暇にしてあげた。如月に休み代わらせてね、荒技使ったわ。ダメ兄貴とお父さんからの誕生日プレゼントよ。感謝しなさい』なーんて言ってたもんな。このまま何も起こらなきゃ大丈夫だ。たまには、先送りせずちゃんと誕生日当日に祝ってやりたいからな。頼むから、何も起きないでくれ。せめて誕生日からの二日間だけでも、な。どうか誕生日デートがつぶれませんよーに)
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