「そりゃそうだろう。チビ助、考えてもみろ。俺が分かったら気持ち悪いだろう。っていうかな? お前のは、気にし過ぎなんだよ。何回も教えてやってんだろう? 大事なのはそこじゃねえって。まあ、昴が巨乳大好きっ! って言うんじゃ気になるだろうがな」
「は?」
またまたいきなり、ニヤリと面食らう事を言う。
(つーか、こんな所でどう返せと? 仕方ねーな)
「いや、そういうのはどうでも良いです。オレは、なまえが、好きなんで」
「あら、愛されてるじゃない。なまえくん。やっぱり、穂積さんの言う通り、君はちょっと気にし過ぎね。思い込んじゃってんのね。君は」
「そうかなぁ。だってぇ。裕子さんはさ、スタイル良いしぃ。色香漂う大人美人だからなぁ。そんなだったら僕も気にしないけどさぁ」
「でもさ、なまえちゃんはそんな小さく無いよねぇ?」
「うん、私も裕子さんの言う通りだと思うわ」
結菜と翼さんが言うとミイコが突如、でかい声で言った。
「そッス! 姐さんはぁ、男装で隠してるけどぉ実はスタイル良いッス。あんな事言っちゃってるけども、胸なんか白くてぇープルンプルンなのに柔らかくってー、形も可愛くてぇー超~綺麗ッス。もう憧れますっ! 自分、一緒に風呂入った事あるんで知ってまーすー!」
「え゛! ちょっ、ちょっと、ミイコ。でっかい声で何、言い出すんだよぉ! 恥ずかしいからっ」
彼女が焦りながらキャーキャーと騒ぎ赤くなる。
「そうよ。ベイビーちゃんは小さくないわよ? スタイル、良いじゃない。ねぇ? 昴ちゃん」
出るとこ出てみたいなジェスチャーをする源次郎。
「え? 源ちゃん。何んで知ってんのよ? おい、王様。お前、源ちゃんになまえちゃんの裸、見せたの?」
「ええぇえー?! 見せた?」
丞一郎の発言に、みんなから驚きの声が上がる。
「あ? そんなワケねーだろ、丞一郎。バカ言うな。俺のなのに、誰が好き好んでそんな事するかよ!」
「やーね。くまちゃん、私だって、裸は見ないわよー。ランジェリーをご購入の際に下着姿を見たのよ。ま、採寸してるからサイズも知ってるけど?」
「サイズなら、アルも知ってるよ。ね? 聞いても教えてくれないけど」
「当たり前でございます。守秘義務でございます。幾らロベルト様のお願いでも、レディのそのような事、口外する訳には参りません」
「えー何で、アルさんが知ってるのー? 俺だって知らないのに。ま、見た事あるから想像つくけどねー」
如月の自慢気な阿呆な発言に、そらや、黒澤、海司、丞一郎、ロベルト王子達が騒ぐ。
「えーぇ! 何で見てんの?」
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