昴:なまえ?なんだ?言いたい事は我慢しないで言えって。
なまえ:………。
昴:思ってる事はちゃんと教えろよ?ん?
なまえ:…だ、だから…僕で本当に良いの?…僕じゃ、ダメなんじゃないの…?
昴:何言ってんだよ。バカだな。お前じゃなきゃダメだつーんだよ。いきなり何でそんな事思ったんだ?オレが気がつかねー内に不安にさせる事したか?
なまえ:ううん、違うよ。昴はいつも僕を大事にしてくれる。僕、昴に不満なんて無いよ。すごく感謝してる。ダメなのは僕の方だ。僕は何も持ってないもの。昴は、良い家の…人だろ?お父さんも立派な人、警視総監だし。だから僕とじゃ釣り合い取れないよ。将来、家柄の良い人と縁談でもあったら…僕が傍に居たら邪魔になるだろ?そしたら…昴、困るかなって……。
なまえがオレから離れて行く事を感じさせる言葉に激しく動揺すると同時にカーッと頭に血が上り、オレは冷静さを失った。
昴:お前…、何だよ。それ!本気で言ってんのかっ!お前……ずっとオレといるって言ったよな!なぁ!お前のずっと一緒って、期間限定なのかよ?オレが他のヤツと結婚するまでって事かっ!お前は将来、オレが別のヤツと一緒になっても良いのかよっ!お前のオレを思う気持ちって、そんなもんなのか?そんなに簡単なのかよっ!おい!なまえ、答えろよ!お前はオレを、簡単に譲れちまうのかよっ!なぁ!
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