オーナー:あっらー♪ベイビーちゃん想像以上に似合うじゃないの♪ でも、そうねー……このウィッグ着けてみて?ほら、どう?昴ちゃん。
昴:うん、良いな。じゃこれも。
オーナー:本当によく似合うわ。ねぇ、昴ちゃん、ベイビーちゃんに、うちのモデルお願い出来ないかしら?
昴:アルバイトは出来ねーの。
オーナー:じゃあ、ボランティアって事にして──
昴:ダメだ。これはオレのだから。他の野郎には見せたくない。
オーナー:あら、まあ!昴ちゃんったら、ご執心ね。うふふ…。プリティウーマンみたいだわー♪素敵♪昴ちゃんがそういうなら仕方ないわね。モデルは あきらめるわ。でも、また来てちょうだいね。ベイビーちゃんに似合うの入れて置くから。
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なまえ:昴、素敵なのをありがとう。あの、また沢山お金使わせてごめんね。
昴:バカ、気にするなって言ったろ?気に入ったか?
なまえ:うん、可愛い。これ軽くてひらひら、ふわふわしてて不思議な感じ。
昴:男物のがやっぱり重いか?シフォンだから余計軽く感じるかもな。つーか、シフォンのワンピ初めてか?バレンタインのワンピも、結菜にもらったワンピも生地的にちょっと重いしな、後、持ってるのは夏用のパンツスーツばかりだったか…。こんなに似合うのになー。また買ってやるな。
なまえ:ねぇ、これ僕にちゃんと似合う?大丈夫?
信号に止まり彼女を見ると自信無さそうにしている。
昴:ああ、凄くよく似合ってる。仕事が無かったら、このままデートに連れて行きたい位。
嬉しそうにふわりと微笑む彼女。
昴:本当に可愛いよ…
そんな可愛い彼女に軽くキスをしてから、車を走らせる。
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