昴:そっか、じゃあ左手はあんまり使わないようにしなさい。あ、後、火もやめとけ。オレがする。
なまえ:ん、じゃあ、切るよ。
昴:あ、左手…、切るのもオレがやる。
なまえ:え?それじゃあやる事がないよ?玉子割る位?
昴:あ、そっか。じゃあお前はそこでオレの応援でもしてろ。
なまえ:応援?頑張ってーって?ふふ。良いけど。じゃあ、邪魔にならないようにここで。
なまえ:今日作りたくなる簡単レシピを紹介 SUBARU'Sキッチン♪
彼女が毎朝、見てるZ*P!のMO*O'Sキッチン真似をする。
昴:お前、そのコーナー好きだよな。もしかして も*みちファン?
なまえ:ん?旨そうだから。僕はも*みち より昴ファン。
昴:旨そう?も*みちが?
なまえ:料理が!…それだったら、ダーリンのが旨そう。(ちゅっとリップ音を立てて投げキッス)
からかうつもりが逆に、意味深な言葉と色っぽい目にドキリとさせられる。
なまえ:ふふっ、赤くなってダーリン可愛い。
昴:お前、オレをからかってる?
なまえ:んん、からかってないよー。本心。…切るの上手いね。惚れ惚れしちゃう。その手つき、ステキ!
なまえ:いつも格好良いけど、フライパンを振る姿も凄く格好良いー!
等と、熱い声援をくれる中、オムライスを作る。
オレが言い出した事だが、失敗だった。
彼女が嬉しくなるような事ばかり言うのでつい、ニヤニヤしたくなる。
しかし、オムライス作りながらニヤけるのも格好悪い。彼女が見ているし、そんなのは見せられない。顔を引き締め料理を作るのも結構疲れる。
なまえ:んー、ダーリンのその真剣な眼差し、クラクラ来ちゃうなー。
昴:(クラクラ来ちゃうのはオレだ…)出来たぞ。
なまえ:うわぁ、美味しそう!手際も良いし、んもー、ダーリンってやっぱり最高!んー(ちゅっ)そんなダーリンが、だぁーい好き。
彼女が背伸びをしてオレの首を引き寄せるとご褒美のキスをくれる。テレて顔が赤くなる。
クスッと小さく笑い、オムライスをテーブルに運ぶ彼女。オレは1人キッチンに残され思わず呟く。
昴:絶対あいつの方がドSだろ。小悪魔め。 ……でも……また作るかな、オムライス。
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