昴の家
なまえ:はぁー、やっぱり家は良いなぁ。ふふ、もうすっかりここが我が家になってるんだな。…ちょっと疲れたから僕少し休む。起きたらイチャイチャしようねー。
安心したのか、すぐに寝息が聞こえた。起きたらなるべく一緒にいてやれるように、今の内に夕飯の支度や風呂を済ませておく事にした。
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なまえ:昴ーぅ…。
昴:起きたか…具合はどうだ?
なまえ:…昴、忙しい?
昴:いいや。
なまえ:じゃあさ、ちょっと傍にいてくれない?
オレはベッドに入り、なまえをそっと抱きしめる。
なまえ:あー、一緒だと落ち着くな。……あのさ、やっぱり話した方が良いよな。僕、左目見えないんだ…。目の中に血がたまってるんだって。…網膜剥離になってたら手術だってさ。最悪、失明するかも知れないって。
昴:!!
なまえ:でも…姉ちゃん助けたのは後悔してないよ。姉ちゃんは大事な人だし、それに僕は、警察官だからな。ただ、手術だの、失明だのって言われて正直、ビビってる…この先どうなるのかな。失明したらやっぱり警察官は辞めないといけないのかな。もう捜査室でみんなと…昴と働けないのかな…。…情けないな、僕。こんなビビってさ……。
昴:……情けなくなんかねーよ。
なまえ:………。
昴:あのな、もし最悪…警察辞める事になってもオレはずっとお前といるし、みんなだってずっとお前の仲間だ。それは変わらねーよ。
なまえ:…ありがとう、昴。あ、姉ちゃん達には内緒だよ。気にするからさ。
昴:お前は、人の心配ばっかりしやがって…。
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