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「……もー! この子ったら可愛い過ぎっ!」 感動したように言って彼女をむぎゅーっと抱きしめた。いきなりな源次郎の行動にオレと彼女は『わっ!』と声を上げる。源次郎はオレ達の驚きには、お構い無しに感動に浸りながら彼女を褒め始めた。オレ達はペラペラとよく動くヤツの口を見ながら、その勢いに少し呆気に取られた。「ベイビーちゃん! 本当にえらいわー! 昴ちゃんにおねだりして、みーんな買わせちゃえば楽なのに……ちゃんと自分で買おうとする、そういうベイビーちゃん好きよ!」 源次郎が『んーっ』と言いながら彼女の頬に吸い付くように“ちゅうぅ”と音を立ててキスをした。 オレはびっくりして『わーっ!』と発しながら慌てて彼女を引き寄せ隠す。「源次郎! オレのなまえに何しやがるっ!」「まあー、昴ちゃん。そんなに怒る事ないじゃない。親愛の情を表現したまでよ?」「何が、親愛の情だ。それに好きって……ぜってーやんねーからな!」「もー。やーねぇ。昴ちゃん、何心配してるのよ。でもぉ……そうよね。ベイビーちゃん達でも、気軽に買えるお店ねぇ……私もう一店舗やろうかしら?」 赤くなってオレと源次郎を交互に見てた彼女が『えっ?』と驚く。「こういう閃きも大事なのよ? ちょっと検討してみるわね」 さらりと事も無げに言う源次郎に『は、はあ……』とまた呆気に取られる彼女。「もし、そういうお店を出したら……ベイビーちゃん、是非いらしてね」 源次郎がそう彼女に微笑む。「うん! 源ちゃん、今日も時間外なのに、ありがとう! 服がなかったからさ、すごく助かったよ。僕、これ着て仕事頑張ってお金貯めて、源ちゃんのお店にまた買いに来るね」「フフ、嬉しいわ。待ってるわね。ベイビーちゃんも昴ちゃんも、ケガしないようにお仕事頑張るのよ?」 笑顔の源次郎に見送られ、手を振る彼女と店を後にした。.
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