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その反応に、彼女が落ち込む。ちょっとベソを掻きそうになっていて、慰めるように頭を撫でる。「うっ、うぅ……やっぱり僕、貧乳なんだ……」「いや、ちゃうって! この嬢ちゃんが、発育が良すぎんねん。気にせんとき」「そうよ、チビ助。大丈夫よ、それだけあれば。乳なんてね、感度が良きゃあ充分よ。だけど困ったわねえ。マルタイのがデカ過ぎで、これじゃ別人なのがモロバレ」「替え玉は諦める?」 小野瀬さんが言うと、神津が止めた。「ちょっと待った! 実は、オレもそう思って昨夜お嬢に言ったんだわ」「……そう思ってってお前、ひどい……」「よしよし、気にすんな」 失礼な神津に傷付く彼女を慰める。「そしたらお嬢が『秘密兵器よ』って、なまえに渡してくれって……これ渡された」「何、これ? あ、DVDだ。見てみようか?」 彼女が受け取り見ると、中身はマルタイからのメッセージ動画と何かの薬品みたいだった。薬品は、一時的に胸を大きくするものらしい。ただ本当に一時的で、だいたい一ヶ月位で元に戻ってしまうのだとか……副作用はとりあえず、ないらしい。「本当に、これで大きくなるんですかねー?」「それより、本当に安全なのか? なまえに何かあったら困る。もしも、危ねー可能性が少しでもあるんなら、オレはぜってー使わせねーぞ」「そうやね、副作用は、無いんやろうか?」「そうねえ。あんまり訳の分かんないものは、私も許可しないわよ?」 言いながら室長が『どうなの?』と神津を見る。神津は頭を掻きながら申し訳なさそうに答える。「すまん、俺にも詳しくは分からねぇ」「一応、成分を調べてみた方が、良いんじゃない?」 小笠原が冷静に言う。「小野瀬、出来る?」「はいよ。急ぎで分析してみる」 分析の結果、危ない物は検出されなかった。分析と平行し、小笠原が調べたネットの情報等でも[効果が短い割に値段はかなりバカ高い]という以外には、特には副作用もなく問題ないらしい。「とりあえず、渡しておく。使う使わないは、チビ助の判断に任せるわ。でも、良い? 無理して使う必要はないから。使わないなら、別の作戦を考えれば良いだけだからね。考えれば方法は、他にもあるから。無理しないのよ? 分かった?」「はい」「昴、チビ助が無理してるかどうかアンタ、分かるわね? 無理してそうなら止めてちょうだい」「分かりました」 定時で上がり帰宅して食事を済まし、風呂に入る。その間、彼女はどうするかずっと考えていた。「よし、決めた。やってみる」「室長も言ってたけど、無理しなくて良いんだからな?」「ん、正直薬って好きじゃないから、ちょっとビビる。でもやってみる。それでお嬢を守るよ」「分かった。じゃあもう一度説明書を、隅から隅まで読んでそれならな」「うん」 それから一緒に、説明書をよく読んだ。 塗り込んで、マッサージをするらしいのでオレがやる事にした。「良いか? じゃあ塗るぞ」「ん、お願いします」「そんなに緊張するなよ。やっぱ、止める?」「ううん、やる」*薬は架空のもの。
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