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「わーソチンさんって悲惨ー」 如月が言い始めた。「俺なら立ち直れへんわ」「そんなあだ名……男として終わったわね。まあ、自業自得みたいだけど」 藤守に、続き室長がグサリと言うと『ぐうっ……』と神津が唸りガックリとした。室長は横目でそれを見るとフンッと鼻で笑い、もう興味もないというように、プイッと視線を彼女に移す。「ところで、チビ助ー。ブラックヤンキー小僧になってるわよ? お粗末チ*コの話は分かったから、ヤンキー小僧からそろそろいつものチビ助に戻りなさーい」「だね。おチビちゃん、落ち着いて。……俺達の所へ戻っておいで?」「そうやで、ブラックチビはあかんよ? 後でお兄ちゃんが、タコ焼き買うてあげるから戻っておいでー」「ほら、ココアをいれて来たぞ。飲んで落ち着け」「あ、わあーい。ココア美味しそう。明智さん、ありがとう! いただきまーす」 明智さんからカップを受け取りフゥー、フゥーと冷ましゴクゴク……と飲むと『んふっ♪』と微笑んだ。 幸せそうないい顔をする彼女に、こちらまで幸せな気分になり頬が弛む。『美味しいのを、ありがとうっ!』と明智さんに満面の笑みでお礼を言っている。彼女の喜びように明智さんも笑いながら『どういたしまして』と返す。 彼女がふとオレを見て、スッとオレの隣にやって来た。彼女に微笑みながら『美味しいのか?』と声を掛ける。「うんっ! あのね、昴の淹れてくれるのもすごく美味しいけど、これもとっても美味しーい♪ 温度も、丁度飲み頃なの」 そうニコニコする彼女に『良かったな』と頭を撫でた。「昴も飲む? 美味しいよ」「ん? くれんの?」「うん! カップに入れる?」「じゃ、このまま一緒に飲むよ」 カップを受け取り飲む。彼女の言う通りホッとする味で旨かった。「……ん、旨いな」「ねー、美味しいよね」 ニコニコする彼女に微笑みながら明智さんを誉める。「ん、さすが明智さん」 みんなから少し離れた所で、そんな会話をしながら二人で仲良くココアを飲む。それを見て、如月が言うのが聞こえる。.
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