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「確かに。チビ、めんくいかも知れない」 小笠原がボソッと言うと如月がそれに乗る。「だよねー。あの、病院のプロポーズ男もかなりな知的イケメンだったしねー」「え? プロポーズ男? 何、それ?」 翼さんが身を乗り出し、興味津々に聞いて来る。彼女が困った顔をしたので、小笠原がかわりに説明し出した。「彼女がケガした時に、さっきとは別の元彼が来て、一柳さんとちょっとしたチビ争奪戦になったんだ」『えーえー!』『ドラマみたーい!』翼さんと結菜がキャーキャーと、目を輝かせて盛り上がる。海司がそれを横目に、少し呆れながら身も蓋もなく言う。「あ、あれか、NYに行った浮気男」 結菜が、驚いて聞き返す。「え? 浮気男?」「ああ、確か、浮気されて別れたんだ。だよな?」 海司が彼女に確認するように聞き、答えも待たずにやれやれと首を振る。「お前は、女関係がダメな奴にばっか引っ掛かるよな。顔で選んでんのか?」 ひどい言われように彼女が、口を尖らせ膨れた。如月がふむふむと一人納得して、独り言のように呟く。「……あーなるほどなー、一柳さんもだし……あっ、ヤバ……」 ヤツ等とひとくくりにされて、ムッと来る。屈辱だ。「……如月、何が言いたいんだ?」「い、いえ何も……」 オレの声に不機嫌を感じ取り、彼女が慌ててフォローする。「べ、別にそういうワケじゃないよ」「でも、確かにめんくいかもな。昴だってイケメンだろう。イイ男ランキングだかで、一位だったよな」「ああ、アレねー。KKM選挙だっけ?」 明智夫妻が言うと、藤守が続く。「ああ、警察庁&警視庁合同イイ男ランキングやな」「確か、一位が昴さんで、二位が後藤さんだったんですよね? ねぇ海司」 結菜がふると海司が『ああ、そうそう』と頷く。「なんや、そこでも張りおーてるんや? うちの室長と小野瀬さんのようやね」「そういえば、あの二人も抱かれたい男一位、二位で争ったんだった。すごい……世の中、イケメンで溢れてる。誠臣さんもイケメンだし♪」「そうですよねぇ。うちの海司もイケメンだし♪」 女房どの達が、ちゃっかり自慢すると明智さんと海司は赤くなり、ちょっと嬉しそうに『お前……』と呟いた。ラブラブだ。 それを見て如月が、愚痴る。「あーもう、あてられたー。やってられませんよー」「ほんまやで。俺も彼女に言われたいわ。チビ、賢ちゃんもイケメンやろ?」「うん、イケメンだね」 藤守の問いに、にっこりと返す。彼女のその返事に藤守が喜ぶ。「そうやろ? めんくいさんに言われれば、間違いないわ」
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